もう、うんと昔、ある会社の社長さんと知り合いになりました。私より30歳以上年配。映画に出てくるヤクザの親分みたいに風格のある方でした。知り合いになったきっかけが面白いのですが、
省略・・・。
その方は、半分公的なある団体の会長も務めていました。街中に土地を持っていて、その借地料で、半ば趣味の会みたいな活動をしていました。
もっと有益な活動をすべきだと、あれこれ改革を試みましたが、はかばかしくありません。業を煮やした会長さんは、会を解散して土地の売却を考えました。
で、二億だったか三億だったかを、あなたにあげるから有効に使ってほしいと申し出がありました。なんと返答したか、記憶にありませんけど・・・
残念ながら・・、当然ながら総会で否決され実行されませんでした。
後日、会長さんがやってきて、約束を果たせず申し訳ない、と言って、当時計画していた「国際シンポジウム」に二年間、20万ずつ寄付してくれました。
今じゃ、ありえないことです。
その方も、二十年以上前に亡くなられました。
そんなお金をあれこれ集めて、1991年に国際シンポジウムを行いました。県や市が開催したのではなく、有志が集まって開いたのです。 集めたお金が4,600万円。
いろんな型破りの人がいました。
あの熱気の再現は、無理でしょうね・・・
むかしは良かった‥と言うお話。
・・・