ふるい茶箱を見かけました。以前はどこにでもありました。物入です。
そして、こんな話が・・・
映画「男はつらいよ」に出てくるあの団子屋さん・・・帰ってきた寅さんがトントントンと駆け上がっていく階段の下に川根茶のラベルを貼った茶箱があるのをご存知でしょうか。
普通の人は気が付きませんが、お茶屋さんはすぐに気が付きます。
こんないい宣伝はない。川根茶だけにうまい汁を吸わせるわけにはいかんと、早速、掛川茶販売組合の役員が、メロンと深蒸し茶をもって山下監督に掛川茶の茶箱と代えるようお願いに行きました。
しかし、すでに一年分の川根茶をもらってる監督はウンとは言いません。そこで、いつものように代議士先生を使って会社の上層部から話をもっていってもらうことに・・・
でも、秘書も何やかやと忙しいのでついそのままに・・・「あの話はどうなった・・」と、ときどき先生から聞かれても、あの話とは何の話やら思い出せないので、「先方では、前向きに検討中で・・」とお茶を濁します。
そうこうしてるうちに、いつのまにやら狭山茶の茶箱に代わっていたそうな・・・。
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