一碗

みんなで楽しく、
何でもありのお茶人生・・

お茶作り名人紀行

2020-07-14 10:37:25 | 日記

      

中村羊一郎先生から近著『お茶作り名人紀行』を届きました。

山下さんの本によると、農業が近代化してからいわゆる農法の名人がいなくなったそうで・・・

そうかもしれません。機械やマニュアルによって誰でもそれなりの農作物ができるようになったのですから。

でも、お茶にはまだ名人がいるのですね。

そんな人たちを紹介した本です。

これは、すでに廃刊になった『茶の文化』に連載されていたものです。

      

そう・・・近代化してから「農の文化」もなくなったんですね。どうしてそうなるんでしょうかね。

この『茶の文化』いい雑誌でしたが13号で廃刊。在庫もすべて裁断処分したとか。

それを聞いたときには、一瞬身体が固まりました。

「文化」のいく末ってこんなんでいいのでしょうか・・・

 

中村先生のご本は、いい本です。おすすめ。アマゾンで購入することができます。

 

・・・

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へびたいじ

2020-07-13 11:09:52 | 日記

とにかくへびほど嫌いなものはありません。へびという字を見ただけでぞっとします。

それが、また庭に・・・去年も一昨年も・・・

生態系の一員なので捕まえても放してやりましょう、などと書いてありますが冗談じゃない!

毎年、凶器でぶっ殺しています。何とか、直接手を下さずにやっつける方法は・・

ネットで調べると、忌避剤があるけど効果はないとか。蛇殺しのスプレーがあるけど成分は普通のハエや蚊と同じ殺虫剤。浴びるほどやらないと死なないみたい。さてどうしたら・・・

うんと昔、ある農薬が蛇に効くと聞いたことがあります。マムシ退治に使おうとしたけど目的外使用になるからとか・・

でも、この際手段は選びません。でも、うんと昔の薬なので、もうないだろうと思ってたら、「エンチョー」にありました!

イソメ毒をヒントに開発された「P」という農薬。

早速、庭にまきました。でも、殺気を感じてか、どこかにいっちゃて・・・

 

今度現れたら、タダじゃおかない !!

 

・・・

 

 

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青山をさがす

2020-07-11 09:56:29 | 日記

    

就職したときの上司、むかささんがなくなりました。享年92歳、ご冥福をお祈りします。

上の写真は、53年前・・・

これで、当時の方々は私を残してみんな去ってしまいました。もっとも、私が一番若かったわけですから・・・

ブログ書いてるヒマがあったら、ほんきで終活しなくっちゃ・・・と思い始めました。

人間至る処青山有り・・っていうけれど、

どこか近くに安い青山ないかしら・・・・

 

・・・

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抹茶かき氷

2020-07-10 10:32:15 | 日記

     

 昨日は、掛川のカフェ「まるは」さんへ・・・

人気の抹茶かき氷を食べました。東京だと倍の値段でしょうね。おいしかった!

これを目当てのお客さんが大勢来ていました。お勧めです。

 

それはさておき、別の話。「百姓」ということば・・・

差別用語なので、公には使いませんね・・でも、山下さんや宇根さんはご自分のことを誇りをもって百姓といっています。自分のことを言うのは構わないけど、他人が言うのはまずいらしいですね。特に最近は異常なほど差別に敏感。世界中でいろんな由緒ある銅像などが差別がらみで撤去されてますね。この空気には、なんだか空恐ろしさを感じます。

百姓の語源は、勿論中国。紀元前6世紀ころまでは、爵位・領地を持つ百官としての意味で百姓(生)が使われていたようで、その後、被支配者としての庶民百姓に代わったみたい。その経過は不明。

山下さんが言ってますね。百姓が百姓といえず、農作業の言葉も変わってしまって、農法が消えてしまった。近代化は、言葉を変えるのが一番手っ取り早い。たしかに、草取りが除草、田起こしが耕起、種まきが播種、水やりが潅水、手入れが管理、肥やりが施肥、あぜ道が畦畔、田んぼが圃場、牛小屋が畜舎、稲刈りが収穫・・・名人がいなくなって農業は誰でもやれる時代に・・・

 

確か、映画「七人の侍」の最後のシーンで志村喬の老武士が「勝ったのは彼ら百姓だ」とつぶやくところがありますね。今じゃカット。

「勝ったのは彼ら農業従事者だ」・・・

 

・・・

 

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白米をまく

2020-07-09 10:54:27 | 日記

     

農民作家山下惣一さんの本が届きました。

私と同じ九州で、年代もほぼ同じ。言ってることがよくわかります。

年譜を見ると、ほぼ毎年海外に行ってる。全国を講演で飛び回ってる。書き物も膨大・・・

で、今、どうされてるのかと・・・84歳で相変わらずの百姓。コロナがらみの文もネット上で拝見・・・

で、上記の本。2004年発行。まさに、手慣れたものです。面白おかしく農業のことを・・・

ハハハ・・と笑い声も書いてありますが、なんだか顔が引きつってるような。

こんなことが紹介されてました。

 都会のある奥さんがお米を作ってみようと、庭を耕し米びつのササニシキをまいたそうです。一週間たっても、一か月たっても芽が出ません。「やっぱ九州ではササニシキは無理ね」

 「玄米の取れる田んぼと白米の取れる田んぼは違うんですか」と、若い新聞記者が・・・

農業をホントに理解してもらうのは大変ですね。

 

・・・

 

 

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100年前の農村

2020-07-08 12:28:55 | 日記

     

これは100年以上前の写真ですが、私が子供のころも、こんな感じでした。

思えばついこの前って感じ。私が生きてるんですから・・・こどもはみんなはだし。

高校の時も、昼休みにはみんなはだしで運動場に飛び出し、ソフトボールに興じていました。

思えば、女生徒もはだしでしたね。 靴下がなかった!

私と同年の宮崎の友人は、子供のころ、電灯がなくて松明(たいまつ)の明かりで勉強してたとか・・・

蛍の光、窓の雪って、歌だけではないんですね・・・・

コロナ禍でいろいろ考えます。

 

・・・

 

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農業とは何なんだろう

2020-07-06 13:48:29 | 日記

今年もお茶が安い。お茶をやめる農家が続出しています。やめてどうするんだろう・・・

農業って何なんだろう・・・手近な本を・・・

    

アレコレ読んでもしっくりしません。ごもっとも・・でも・・って感じ。

読み忘れていた本が出てきました。山下惣一著『土と日本人ー農のゆくえを問う』

昭和61年発行、山下さんって有名な農民文学の作家さんでした。佐賀県の貧しい?お米農家。私より四つ上なのでほぼ同年代。

農民、農村、農業のことを一般の人に分かりやすく書くのは大変難しい。でも、直木賞候補にもなった方らしく、この本は大変面白くできてます。何の抵抗もなくすっと頭に入りました。ホントの農民、農村、農業ってこうなんだ。

面白い表現があります。山下さんみたいな人を「無学識経験者」上の本を書いてる人なんかは「有学識無経験者」・・・

そして、農業のことを論じているのは大部分というよりみんな「有学識無経験者」・・

「これからは農の時代」「自然との共生」「土が基本・土づくり」などなど、「有学識無経験者」の人たちの言葉にみんな納得。でも、言う人とやる人は違うんですね。だから、経験者はみんな農業をやめていくんですね。

じゃ、それを承知で、これからの農業はどうなるのか・・・

山下さんの近著を注文しました。楽しみですね・・・・

 

・・・

 

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講演会に行きました

2020-07-05 08:58:36 | 日記

     

久しぶりに人の集まる講演会に行きました。

菊川市のアエルで開かれたお茶の輸出に関する講演会。「やままますだ」の増田社長さん。

30年ほどお茶を海外に輸出している生産者さん・・肝心の裏話がなかったのは残念。

以前、ヨーロッパで「けいこ」ブランドで名をはせた鹿児島のお茶屋さんにお話を伺ったことがあります。

有機認証など、あれこれ大苦労されてる様子に、何故、そんなにまでして輸出するのか聞いたところ・・

「男の意地だ!」とのこと。さすが鹿児島、納得しました。

 

梅雨空が続きます。九州は大雨。こちらも注意報が・・・

    

7月2日の梅雨の晴れ間・・・・当分望めない青空です。

 

・・・

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また、茨木のり子さん

2020-07-03 21:04:52 | 日記

     

茨木のり子さんの評伝、後藤正治著『清冽』が出てきました。きっと、先入観を持ちたくないので読まなかったんでしょうね。

でも、新聞の訃報に、・・自宅で死去しているのが発見された。死因不明と記されていたので、どのような暮らしをされていたのだろうと思ったのです・・・

写真も豊富、いろんなことが氷解・・・茨木のり子さんってきれいな方ですね。

なぜ、「茨木」というペンネームをつけたのか・・たまたまラジオから流れていた謡曲が「茨木」だったとか・・それも実は謡曲ではなかったとか・・

気になってた詩があったのです。 ーY・Yにー

 大人になるというのは  すれっからしになることだと  思い込んでいた少女のころ

 立居振舞の美しい   発音の正確な   素敵な女のひとと会いました

 そのひとは私の背のびを見すかしたように   なにげない話に言いました

 初々しさが大切なの  人に対しても世の中に対しても  人を人とも思わなくなったとき

 堕落が始まるのね   堕ちてゆくのを

 隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました 

 私はどきんとし    そして深く悟りました

  ・・・・・(略)

この女の人って誰だろう・・・新劇俳優の山本安英さんでした。 大納得!

 

茨木のり子さんの活字になった最後の詩がありました。 「行方不明の時間」

 ・・・・・・(前略)

 目には見えないけれど

 この世のいたる所に

 透明な回転ドアが設置されている

 無気味でもあり 素敵でもある 回転ドア

 うっかり押したり

 あるいは

 不意に吸い込まれたり

 一回転すれば あっという間に

 あの世へとさまよい出る仕掛け

 さすれば

 もはや完全なる行方不明

 残された一つの愉しみでもあって

 その折は

 あらゆる約束ごとも

 すべては

 チャラよ 

 

そう、すべてはチャラですね。

 

(そういえば、佐藤春夫先生も詩人でしたね。どこか共通するところがあるのでしょうか‥興味ありますね)

 

・・・

 

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古いお茶を飲む楽しみ

2020-07-01 11:30:07 | 袋井市茶文化資料館

昨日は、茶文化資料館で資料の整理・・・大雨警報中なので半日だけ。

いま、松下コレクションの中の茶類の整理・・・まさに無数・・種々雑多

少なくとも5,6年以上前の物・・古いのは50年以上前?・・・

全部飲んでみたいですね。飲みこめるかどうかは別にして、お腹を壊すことは絶対にないはずです。

話のタネに、100年前のお茶を飲んだことがあります。飲みこむのに苦労したけど・・・

で、今回は、飲めそうなものを試しに・・・

真空包装のお茶三種。

     

     

上の二種は、台湾の高山烏龍らしい・・・袋に産地や茶名が書いてないのでわからない。

左の袋に松本洋子と書いてありました。松本さんからの頂き物らしい。

これは、良かったですね! 最近、こんなお茶、手に入らない。右は、少し変質。まあまあ飲める。いいお茶ほど早く飲むに限りますね。

下は、安渓鉄観音。清香型とありますが、残念ながら変質・・・でも、茶壺でそれなりに工夫して楽しみました。

雨の日に、こんなにお茶が楽しめるのは幸せ。

 

早く、呈茶を再開しよう。

 

・・・

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