★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“さ”の巻』

2013-02-06 11:15:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。 

ふりました。
なんでしょ?

降りました。
これならわかる。

神さまからの贈り物。
しろくて、しずかで。
ときたら、雨、じゃない。

雪です。
雪がそこらじゅうに筆をふるう、雪景色。
なにもかもを白く染め上げる職人技。


~一週間前はそりゃ美しかったんだけどねぇ~

神さまからの贈り物は、大概、刻一刻とその様相を変えていきます。

美人は三日で飽きる。
飽きられないためには変わるって手がある。
美しいものは常に新たな自分を自ら生み出す能力を持ってるのよ。
周囲にどう思われようと。

 
 雪景色も然り。 

だって、美しいんだもの。
だから、融けました。
水になってゆきました。
ちびちびと。

結果、まだら。
周囲にどう思われようと、まだら。

荒川河川敷のサイクリングロードの景色も、ほうら、この通り。
土手の道から川上は、もう、こんなにさっぱりしてました。


~ワンちゃん連れの皆さんも雪が融けて大助かりよね~

確かに、ワンちゃんたち、いらしてますね、ここいらに。

間違いありません。

さっき、踏んづけましたから。
アレ。
右足で。
ウン○。

雪解け水、ならぬ、雪解け泥水で洗いました。
ぱちゃぱちゃと。
その後、残っていた雪に靴底をこすりつけ、きれいさっぱり。

美しいものばかりに気を取られていると、とんだことになります

河川敷を歩くときは、
『下を向いて歩こう』
涙はこぼれっぱなしになりますし、夜空の星も数えられませんが、安心です。


~あんた、さっきから忙しそうねぇ。何者?~ 

そう聞きたそうに目前に舞い降りたのは、ハトさんでした。

「楽しそうに写真を撮ったり、悲しそうに靴底を洗ったり、驚いちゃうわね」
と、まさに、ハトが豆鉄砲的なお顔をしてました。だから、一枚。

パシャ!
写真に撮られるのを待ってくれていたかのように、ハトさんは飛び立ちました。
それを目で追いかけたら、丸っこい、白いモノが見えてきました。


~ちょっとボロッちくなっちゃったけど、それがなにか?~ 

かまくらでした。

融けていなければ、結構骨太で頑固にできていただろうと思われます。
実際に骨があったかどうかは別として。

誰がこしらえた
もしかして、宇宙人。

何のために
もしかして、宇宙基地甲府営業所。

正解は…知らない方がおもしろい。
そういうことにしておきましょ。


ゆきぃがぁとけて、かわぁにぃなぁって…ビオラが咲きますっ~ 

雪が降るのは何のためなの?
どうして白いの?
どうしてふわりなの?
どうして積もるの?
思いのほか重いのはどうして?
せっかく降って、あんなに積もって、
すぐに消えてしまうのは、なぜなの? 

まだら模様の河川敷で、小さな春が、消えて行く雪に問いかけていました。

ビオラです
まだ小さなその花に、重い雪を背負うことの意味はわからないかもしれません。
けれど、
意味はわからなくても、投げ出してはいけない、ということだけはわかっていたのです。
そうするたびに、大好きな春が近づいてくれることも、わかっているのです。
それこそが、自分らしさなのだとわかっているのです。 

自分らしさは誇りです
外の世界にむかって胸を張れる何か。
その何かが生きる力を支えます。
何かとは何なのか、今はわからなくても、
やってきたものを投げ出さずに受けとめて、ただ進んでいけば、
わかる時がやってくるんです。
「あ!これか!!」って。

その瞬間に会いたくて、前に進む。
投げ出さなかった人だけが出会える、その瞬間。
胸のつかえがすっと下りるように。
頭の中の霧がぱっと晴れるように。
そうして、人は、いい顔になる。
いわゆる“美人”とは、別の観点ですけど。

 

そこで、今回の “さ”で始まる花は、

命名
『サイクリングロードを対岸からみつめるビオラなのら』 でした。

 

それでは、ここから、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“さ”の巻、始まりぃ!

********************************
   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“さ”の巻~
******************************** 

さばをよむ=鯖をよむ。

‘若作り’とセットである場合が多い。
その昔、鯖は傷みやすさから手早く数えなければならなくて
数え間違いが多かった
そこから、いい加減に数えて得をすること、となり、
転じて、オトナの女性や男性が、年齢を若くごまかして
好感度をあげようとする行為のこと、となったのだ

こと子持ち女性にあっては・・・
母親=オバサン、の入り口に立った時の
ささやかな自己満足系リラクゼーション
ぴちぴちの独身時代への未練と、
目の前のイケイケOLたちへの闘争心が
バックボーンである。

独身加齢女性の場合は・・・
主に男性の前でサバをよむことになるが、
子持ち女性の場合は・・・
主に我が子のおともだちの前でこの行為に及ぶ。

ママの集まりでは・・・
我が子の年齢が上であればあるほど
母親としてのキャリアがモノを言い‘勝ち’となるのだが、
一般的には・・・
子どもがいようがいまいが女性としては
やはり若いほうがひたすら‘勝ち’という社会通念が存在する。

子ども社会も然り。
ママは若い方が喜ばれる。

ただし、サバをよむのも若作りも程度を知っておかないと、
本人は美魔女を気取ったつもりが
知らぬ間にバケモノ系に仲間入りしてしまっていることもあるので、
利害関係にない周囲の人々の目での確認は必須なのだ

 

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“こ”の巻』その弐

2013-01-09 14:45:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。

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   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“こ”の巻~
********************************

こんなこそだてられない=こんな子、育てられない。

物心ついた頃から自分の世話だけして自分のリズムで生きてきた女性が、
喜びの初産のあと、身二つになって自宅に帰ってからひとりつぶやく言葉。
自分のところにやってくる赤ちゃんは育児雑誌やテレビのおもしろビデオに登場する、
いるかいないかわからないほど寝てばかりいる可憐な天使 だと信じていたのに、
やってきたのは飲むか泣くしかないやたかしい身の丈50センチの赤ら顔の生き物

ただただ自分の生活のリズムを乱され、疲れ、寝たいのに
眠ることを許されない欲求不満の日々

職場での仕事なら何かにつけ褒められもしたし、
手に余る案件のときには問題&仕事を仲間と分け合えた。

だが、子育てはそうはいかない
女として生を受けて以来、自分以外の人間にこんなにも最善を尽くしているのに、
子どもが毎日無事であるのが当たり前、と毎夕いちいち褒められるわけはないし、
我が子の母親としての責任を第三者と分け合うこともできない

そこまで手ぶらで好きなように歩いてきた人生という名の舗装道路は終わりを告げ、
暗~い暗~い出口の見えない山奥の凸凹道のトンネルに迷いこんだような不安に襲われ、
つい口をついて出る言葉がこれ。

そういう発想をする自分がとうてい母親になる資格を有さない、
極悪非道な悪魔のような女なのではないかとの自己嫌悪に襲われたりもする
完璧主義者であればあるほどお子ちゃまの天真爛漫ぶりについていけずこの傾向が強くなる。

 しかし心配はいらない。 要は慣れ。

個人差はあるが赤ん坊に端を発するこれらの想定外を、
それで当たり前田のクラッカーと受け止められるようになれば、そこが出口
あくまで入ったのはトンネルなのだ。
トンネルの長さに差こそあれ、必ず出口があるということを忘れてはならない。
なにより、赤ん坊は一生赤ん坊をやっていくわけではない。
昨日より今日、今日より明日、より人間らしく成長しているはずだから大丈夫なのである

 

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“こ”の巻』その壱

2012-12-26 13:35:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。 

まずは、季節の…木です。
寒空の下、国母工業団地にある国母公園には木々が凛と立っていました。

この日はまるでモノクロの世界。
人間たちの生活の都合に左右されることなく、
のびのび育った名も知らぬ木々が
媚びることなく私を歓迎してくれました。


~クリスマスツリーに似てるけど私はすっぴんよ~ 

すっぴん、と言うより、素っ裸です。
服とよぶべき葉っぱが落ち切った後の骨格だけですので。
きゃ~です。
見ているこちらも少々恥ずかしゅうございます。
でも、木だから。

素っ裸、と言うより、レントゲン写真かもしれません。
そこまでいくと全然恥ずかしくないから不思議です。
きっと人間も。
裸よりも、もっと内側を見られているのに。
やっぱり、きゃ~

クリスマスツリーにぴったりのスタイルですが、
イルミネーションなどの装飾は無し。
そのままで十分スタイリッシュなのっぽさんなのでした。 
この季節だけの木々の顔色は、憂いがあって一味違います。


~北風にぽきぽきと折られてしまいそうな細腕ですが頑張ってます!~

こちらは、たくさんの腕をひろげてました。
心の命ずるままに、まあるく、おおきく。
バランスよく、美しく。
細やかで、それでいて、包み込むような安心感。
おとぎ話の背景を思わせる懐かしさをまとっておりました。


~まるで影絵のシルエットでしょ?~

冬には冬の空の色。
モノトーンの中でこそ見ることのできる木々の顔、顔、顔。
「青い空と緑の葉っぱのことなど遠い昔の夢のようだぜ。ワイルドだろう?」
そう言わんばかりの果てしない強さがそこにはありました。 

 

そのとき、公園に侵入…者

~問題です。私は鳥。さぁ、私はいったい、どーこだ?~

正解は左側の木のてっぺんよ。
気が向いたら“ぴぃ~”とか“びぃ~”とか“ぎぃ~”とか鳴くの。
自分でもちょっと耳障りなときもあるわ。

遠くから、この背高の三本がスッと背筋を伸ばしてるのが見えたの。
あまりにも魅力的だったから留まってみることにしたのよ。
最初は右の木の真ん中あたりにいたんだけど、
こっちの方が見晴らしが良さそうだから飛び移ったってわけ。

でも、まさか、写真を撮られてるなんて知らなかったわよ。
カッコよく映ってる
皆さんも飛び乗ってみたら
この高さ、人生観が変わるかもよ。

 


~いやぁ、わしもたまには立ち上がって遠くを見てみたいとも思うんだがね~

昔はきっと遠くも見えたことでしょう。
枝をからめて仲間たちの噂話に花を咲かせたこともあったでしょう。
でも、今は、こんな感じ。
とても切り株らしい切り株です。

絵本作家の佐野洋子さんの本
「おぼえていろよ 大きな木」にも切り株が登場します。

…大きな木が切り株になってしまうには、なにかしら事情があるのでしょう。
この切り株にどんな事情があったのか、インタビューしてみたい気もします。
でも、きっと、切り株は黙ったままでしょう。
しゃべることで誰かを傷つけてはいけない、とか、そんな理由で。
切り株からは頑固な優しさが読み取れました。

 その木にはその木なりに、
   その人にはその人なりに、
   しっくりくる空間があります。             

そこでこそ一番いい自分を発揮できるのです。
それは、がむしゃらに動くべき場所かもしれません。
また、ゆったりと身体を横たえる場所かもしれません。
どこであれ、心と空気が無理なく溶け合えばそれでいいのです。

 無理をせず、
   焦らず、
   そんな場所を探しましょう。

しっくりくるということ。
それが、子どもにとっても、親自身にとっても、
最良のやすらぎになるはずですから。

 

今回、 “こ”で始まる…木は、
命名
『国母公園を影絵美術館にしてしまうオトナ顔の木たち』
 

ではでは、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、今回は“こ”の巻、始まるよ。

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   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“こ”の巻~
******************************** 

こかんせつがちょっといたい=股関節がちょっと痛い。

脚の付け根部分が痛むこと。
出産の度に股関節が少しずつずれていくことがあるためなのか、
股関節が痛むという女性は少なくないらしい。
痛み方は、長時間歩行してもなんともないときもあれば、
2~3歩でカクンカクンと脚の付け根の奥が鳴り、痛みで歩幅が狭くなってゆくこともある。
年をとるほど冬場には痛みが増すので、予防策として股関節ストレッチを推奨したい。


----------------------------------------------------------
(1)肩幅くらいに足を開いて立つ。

(2)胸の前に軽く両腕をくみ、おしりを突き出すように、思い切ったおじぎをする。

(3)腕はそのままにして前傾の体勢を戻すとともに、
    今度は下っ腹を、どんなもんだァ、という風に家族に気兼ねせずに前に押し出す。

(4)思い切ったおじぎと、どんなもんだァ、という軽い反りを繰り返す。
----------------------------------------------------------

このおじぎと反りの動作を組み合わせたものを、朝晩20~30セットずつする。
たとえ10セットでも毎日やっておこう
こういった予防策によって、子供の幼稚園の運動会で、母親リレーへの参加を求められた時
「股関節が痛くて走れないんですぅ」と正直に打ち明けたとたん、
周囲の親父たちからの「股関節が痛いなんて、いったい何したのぉ
という思いも寄らない質疑応答の目に合わなくて済む

ただし、これはあくまで“ちょっと”の場合。
痛みがちょっとじゃない場合は、早めに専門医に相談するべし(下図参照)

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“け”の巻』その弐

2012-10-01 14:53:45 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。

********************************
   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“け”の巻~
********************************

げんきなおこさんですね=元気なお子さんですね。

極めてお行儀の悪いお子様に対して発せられる保護者世代の言葉。
言葉面は褒めているが、真意は皮肉以外のなにものでもない。
どちらかというと非難に近い。

元気なお子さん、というお褒めの言葉をいただいた場合、
半分以上は・・・


うるさい子ねぇ。いい加減、静かにさせたらどうなのよ
という言葉と表裏一体なのだ

 

全文を言うならそのあとに・・・


そのやりたい放題ぶりは子どもの茶目っ気をとうに通り過ぎて、
 こっちの堪忍袋の緒を切ってくれそうな勢いね。
 ホント、一度、ぴしゃんとやりたいんだけど、よその子だから手は出せない。
 だから周りは全力で気を紛らわそうと努力している最中よ。
 挙げ句、この眉間のしわと口元のわざとらしい微笑と無表情な目元が出来上がるの。
 たった一度だけでもストレスの壺が溢れそうなのに、
 家が近いからしょっちゅうこういう場面に出くわすんだわ。
 めんどくさいからどっかへ引っ越してもらえたら有難いんだけど」 となる。

 

しかし、そのまま発言したらえらいことになるのは合点承知の助なので、
ちょっとお世辞っぽく濁してどっちつかずの平和主義を通す

 

そして真実は自分んちで語られるのみ


ねぇ、パパ。あそこんちの息子(娘)さぁー、もういい加減にしてほしいよねー。
 怒りたいんだけどそんなことしたら、
 あの子のママってば友達が多いから陰で何言われるかわかったもんじゃないわ。
 ホント、子どもの付き合いで余計なストレスが溜まる溜まる。あー、面倒くさっ!」 という感じ。

 

しかし、ここでもやはり、親の心、子知らず 
そういう子に限って、その他の子どもの憧れの的で、
我が子は喜んでお近づきになってしまったりする

 

確かに動きのいい元気なお子様のやることは
おとなしいお子様よりはるかにおもしろさ満載で魅力的なのだ
見てる分には。

 

だが、我が子と接触するとなると話は変わる。
全然おもしろくない
したがって、連れだっている親はその場の雰囲気や人間関係やらを考慮した挙句、
静かなる抵抗の精一杯の叫びをこの台詞にこめる

 

たとえばこれが古き良き昭和の匂いがするおじちゃん、おばちゃんの時代なら、
「こら!」の一声、もしくはガミガミの小言をストレートに言ってあっさり終わっていたことだろう

もっとも、言われる子どもの親も古き良き時代の正しさと温かさを持った親であったし、
言われた子ども自身も簡単には凹まないたくましさを有していたことを忘れてはならない

いまどき、昭和のおばちゃんを気取って、ママ友達のお子さんに意見するなら、
明日からの針のむしろを覚悟しなければいけないのだ

 

子どもを通して知り合った母親同士は、
価値観の相違を知る前に友達然としてしまうことがほとんどなので、
子供をたしなめることが保護者を否定することにもなり、
即、縁切りに相当する場合がある

 

元気のいいお子様とかかわってしまったら、
仕方ないから我が子のお友達の趣味が変わるのを辛抱強く待つしかない
自分が引っ越すことになってはいけない。
大丈夫。自分の遺伝子を持った我が子のセンスを信じて待てばいいのだ

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

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『育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ~“け”の巻』その壱

2012-10-01 13:20:00 | 育母百科
 新米ママたちに捧げるエッセイ  

市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。


~ちょいと!随分お手軽な名札じゃないの~

ステープラー、
我が国での一般的な呼び方だとホチキスですが。
たぶん、そのような道具で留められた番号の紙がついてました
おそらく似ている物体を識別するためのものだと思われます。
言ってみれば名札のような、表札のような。

 

で、何の

こちらの皆さんのです。↓ 

 

 
~同じ種類だからって、気がついたら並べられちゃってたってわけよ~

けやきの並木道です。
今回は“け”の巻なので。
ただし、花ではなく、木。
“け”で始まる、木。

旬かどうかと言われたらビミョーな時季です。
でも、場所が旬  

 

「あ~!ここ、知ってる。通ったことあるある」

「知ってる知ってる。あそこだよ」

「そうそう、あそこ。あの、ほら、近くにアレがある…でしょ?」


正解

アレ’は、小瀬スポーツ公園。

あそこ’は、けやき通り。

 

スポーツの秋、来たる。
甲府バイパスから小瀬スポーツ公園へとつながる大通りにも、そろそろ秋来たる

 

 
~一人ずつ見てちょうだい。どう?見事なスタイルでしょ?~


 この~木なんの木、けやきの木ぃ

その立ち姿には定評があります。
あか抜けた幹、たくましい枝、ほどよいつき加減の葉。
あのちっちゃな表札がついていたのは、まさに幹なのでした
カシャッと留められ、チクッとしても、ポーカーフェイスだったに違いありません。

かっこいい
落葉樹にしておくのがもったいない。
だからって、常緑樹になってほしいわけでもありませんけれど。

 

 
~まとわりついてみたくなるほど美しくもせつない枝分かれだろ?~

そのまんま、枝分かれの図。
どの枝にも強い意志が感じられる、この存在感。
でも、どこかストイック。

母性本能がくすぐられます。
もう、すてき過ぎ

  
~せつない枝分かれの先に待っているものは?~

予想通りの葉っぱです

この日はせつなさに拍車をかける雨模様でした
地上数メートルの高さで軽やかに雨粒をはじく葉っぱすら物憂げに見えました。
物言わず、ただ雨を受け留める葉っぱのみなさん。
あなたたちを見習いたい…ときどきは。

 

下から声が聴こえました。
「ほい

  
~せちゅないって、なんでちゅか?~

やぁね。大人になればわかるわよ。

ほい、というのは、甲州弁です
親の株から生えた赤ちゃん、ひこばえのこと
この子ったら、甲州弁で名乗りを上げるなんて、将来が楽しみな赤ん坊だわね

 

雨の中でさえ、その美しい強さで存在感を示すけやきたち。
どんな状況下でも、自分が充実していれば、飲み込まれることはありません

 

だけど・・・

晴れの日、雨の日。

オンの日、オフの日。

笑う日、泣く日。

いい日、いやな日。

子どもの機嫌が、いいとき、わるいとき。

自分の気分が、かるいとき、おもいとき。

飲み込まれたら負けだけど、いつも勝てる自信なんて、ない。

 

だけど、頑張る。

だから、踏ん張る。

 

でも・・・

こらえられない時は、力を抜こう。

一貫性のレールに、駅を作っちゃって、途中下車。

元気がでたら、また、レールに戻ればいい。

 

子どものために。

家族のために。

母である自分のために。

 

せつなく、かっこよく、母は、また、母であり続ける

 

 

“け”の花、もとい、木は、

命名
『けやき通りでストイックにかっこよく雨を受け留めるけやきの木たち』 

 

それでは、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“け”の巻、はじまり、はじまり~。

 

********************************
   『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』 
  
                     ~“け”の巻~
********************************

けがぬける=毛が抜ける。

産後、家族や友人によって撮られたスナップ写真を見て意外なところに目が留まる。
自分の頭、特に頭頂部。
地肌に降り注ぐ日光が反射しているではないか

明らかに薄くなっている。
生まれたばかりの我が子の雛鳥のような頭髪と勝負できるくらいに薄い。
毛根の数では既に負けている

シャンプーの度にごっそりと流れていく頭髪を見送りながら、
「ま、髪の毛って一日80本、人によっては100本くらい生え変わるって言うから、
このくらい大丈夫だわね」と言いながらも排水口に吸い込まれる直前の髪の毛を指で堰き止め、
おおざっぱに数えてみて100本どころではなさそうな本数に青ざめたりする

いわゆる出産後脱毛である
妊娠によるホルモンバランスの変化で、
妊娠中普段より頑張って毛根にしがみついてくれていた髪の毛が、
産後、ホルモンバランスが元に戻ろうとするのと供にほっとして定年退職する状態。

女としてショックは大きいが、ホルモンバランスが整えば髪も復活するので大丈夫
産後1年くらいが我慢のしどころ。

ただし、髪が長いと脱けた髪の毛の量も増えて見え衝撃的だし、
ついでに下を向くことの多い赤ちゃんの世話にはうっとうしいので、
ロングはやめたほうが賢明
毛根の負担も軽い方がいい。

我が子のための価値ある薄毛は、決してハゲへの通過点ではない
母子が描かれた美術品にスキンヘッドなど見たこともない。
みんなフサフサ。
お若いママなら復活も早い

たまたま同時期のパパの脱毛は女房の出産との因果関係よりも、
そのまたパパとの親子関係に着目したほうが的確な処置が施せるはず 

 

母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから

(つづく)

 

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