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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

かずさんの街散歩vol.5

2020-06-12 11:29:37 | 紹介

住吉地区(全周コース)


 

こんにちは。今年度の市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(67才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコース歩き中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

「甲府市ウォーキングマップ」 

vol.1<東地区Aコース>の記事はコチラ

vol.2<千塚地区北側コース>の記事はコチラ

vol.3<大里地区アイメッセコース>の記事はコチラ

vol.4<里垣地区西コース>の記事はコチラ

 

****コースの紹介****

第5回は、<住吉地区(全周コース)>です。

~住吉本町の由来~

明治8(1875)年に、室町時代からある畔村(あぜむら)と4つの村が合併し、すでに存在していた住吉神社の名をとって住吉村に昭和24(1949)年に、住吉村大字畔が甲府市に編入され、甲府市住吉本町と改称したそうです。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p20に掲載

住吉地区のウォーキングマップはコチラ

 

 

2020年4月11日、ウォーキングマップと同様「住吉3号公園」からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

道路に出たら、3号公園をJAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」方面へ向かいます。東部浄化センターを右手に見て進み、スーパーBIGの手前を右折します。

正面に「住吉4号公園」が見えたら公園の手前で左折します。

右手にピンクが印象的な「山梨県自治会館」が見えます。

自治会館手前のT字路で左折します。

JAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」を右手に見ながら直進。ここは、地元の新鮮な野菜のほか、珍しい野菜や果物があるので、私もときどき利用しています。

「青葉スポーツ広場」の弓道場、野球場を右手に見て進み、十字路を左折

角にたばこの看板がある路地を右折します。

「ほがらか児童公園」の角を右折すると…

身延線をくぐる地下道の入口が! 地下道を通り「南甲府駅」前に向かいます。

地下道は初めて通りましたが、意外と明るかったです。

南甲府駅前広場に出たら市立南中学校に向かいます。

行程⑧~⑲まで、からコースを歩きます。

南中グラウンド手前の信号を左折し、つきあたりを右折グラウンドに沿って歩きます。

グラウンドの南側に回ったら「甲府水族館」看板手前の道を左折します(甲府水族館は熱帯魚などを販売していたそうですが、今はやっていないようです)。

「住吉公民館」をめざして直進します。左側は南中のテニスコート

住吉公民館手前の路地を右折します。

路地を直進し、車通りに出たら左折します。

「住吉悠遊館」の角の信号に出ます。ここから、2つのコースを紹介します。

(A)ウォーキングマップ:信号を直進(矢印白)

(B)中道往還コース  :信号を左折(矢印黄色)

(A)ウォーキングマップ横断歩道先の狭い路地を左折します。

(B)中道往還コース:住吉悠遊館の南側の路地(中道往還の旧道)入ります。

道幅は約2.7m(1.5間)でした。

国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所のホームページによると、江戸時代の道幅は、大街道:10間(約10.8m)、馬道:2間(約3.6m)、歩行路:1間(1.8m)基準があるようで、この辺りは馬道と歩行路の中間の幅の道路だったことがわかります。

街散歩をするだけで当時のようすが想像できる歴史を感じられるコースです。

中道往還は、甲斐と駿河を結ぶ道のひとつで、国道52号の駿州往還(すんしゅうおうかん)、甲府と富士河口湖大石とを結ぶ若彦路沼津往還など、全部で5つあります。

中道往還駿河まで最短ルートかつ日陰道だったことから、江戸時代には沼津から甲府までこの道を使って馬で鮮魚を運んだそうです。

甲州名物の「煮貝」も、この辺りまで来てやっと熟成したのかもしれません。

少し行くと、ウォーキングマップのコースと合流します。

合流点から道なりに歩き、線路沿いの道に出たら右折して踏切へ。

踏切を越えて、湯王温泉手前の左側の路地に入ります。

行程⑱~⑳は、下図からまでです。

ここからは、「迷わず歩けるか?」試練のコースです。

マップをよく見ながら歩いてください。頭の体操にもなりますね(笑)。

 

路地を直進し、つきあたりを右に曲がり、東の方向に歩いていきます。

何度か四つ角を曲がり迷路のようですが、迷子にならなければ、道祖神のある通りに出ます。

道祖神道路の右手にあります(マップの位置とは違うのでご注意ください)。

道祖神には、丸石、石碑、双体神、石祠などあり、山梨県は丸石道祖神が多く見られます。

甲府市史編さん委員会調査によると、調査をした市内の道祖神163基のうち99基が丸石道祖神だそうです)。

 

道祖神手前の左の路地に入ります。

下図からまで歩きます。

ここも、「迷わず歩けるか?」試練のコースです。

最後に右折すると「住吉3号公園」が見えてきます。ゴールはもうすぐ!

ゴールの「住吉3号公園」に着きました! 迷わず散歩できましたか?

約5,900歩でした。歩き足りないと感じつつも、地図と睨めっこしのでどっと疲れが…。

公園のベンチに座り、持参したお茶とお菓子で一服してから帰宅しました。

 

****コース近くの見所紹介1「住吉神社」****

甲斐国住吉神社は、700年代に現在の甲府市高畑に創建され、1590年代今の場所へ移った歴史ある神社です。

江戸時代(1767年)につくられた木造建築の随神門は見事で、門の左右には色鮮やかな随神の像安置されています。

随神とは警護を担当する役人で、左右に随神を安置した門“随神門”というそうです。

狛犬阿吽の形式でした。

 

****コース近くの見所紹介2「入明寺(にゅうみょうじ)」****

浄土真宗のお寺で、武田信玄の正室、三条夫人の二男信親(のぶちか)の菩提寺だそうです。

武田勝頼が天目山の戦いで敗れ自害し、信親も同年に自害をして武田氏全滅したと思われがちですが、盲目のため早くに出家していた信親には子どもがいて※、現在もその子孫が十七代まで続いているそうです。

(※浄土真宗は妻帯が許されていたそう)

****コースのお楽しみ紹介****

JAの農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」は、県内産の新鮮な野菜や果物、珍しい野菜や果物、植木、手工芸品などを扱っている、おいしいだけでなく見るだけでも楽しいおすすめスポット。我が家では、週3~4日買い物に出掛けています(手づくりマスクも売っていました!)。

****コースの感想****

<住吉地区全周コース>は、住宅街を通る迷路のようなコースマップがないと道を間違えてしまいそうです。しかし、ほとんどが住宅街の道なので車通りがなく、マップを見ながら安心して歩けます(私は道祖神の位置が違っていたため道を間違えてしまいましたが、後はマップ通りに回れました!)。

江戸時代からの中道往還旧道は、改めて道幅の狭さに驚きました。

コースを外れますが、見所の住吉神社は、毎年初詣のお参りをしています。皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

甲斐住吉神社

http://www.kai-sumiyoshijinja.jp

 

 

<参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://www.kofu500.com/event/ev2019/chiiki-rekishi-sa.html

 

 

 


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