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◆再び農業センターに潜入!(『広報こうふ』6月号こぼれ話)◆
市民レポーターの村上由実です
皆さま、「広報こうふ」6月号「とびだせ!市民レポーター!」、ご覧になっていただけましたでしょうか
広報誌では、4月に「甲府市農業センター」に訪問した様子をお伝えしました。
今回は、紙面でご紹介しきれなかった内容と、2カ月経った農業センターの様子をお伝えしたいと思います
取材でお話を聞かせてくれたのは、甲府市農業センターのお2人
取材前、
「ここは取材するようなおもしろいことなんかないですよ」
とおっしゃっていましたが、決してそんなことはありませんでした
誌面でご紹介した「パワーアシストスーツ」も「電動剪定バサミ」も私にとっては初めて見るもの
特に「パワーアシストスーツ」は、旅行に行くような大きなバッグに入っており…
どうやって付けていいかわからない…
誌面では装着後の満足げな様子をご紹介しましたが、実は装着するのも一苦労だったんです
きっとお2人のサポートなしでは付けることができなかったと思います。
お忙しい中対応してくださり、本当にありがとうございました。
それから2カ月、再び農業センターを訪ねました
最初に私を迎えてくれたのは、枇杷の樹。
出荷用ではないためまったく手入れをしていないそうですが、たわわに実っていました。
早速1つお味見を(笑)
続いて梨のところへ。
4月に白い花を咲かせていた樹は、2カ月経って実を付けていました
こちらは「幸水」。
そして、こちらが「鴨梨(ヤーリー)」。
どちらも、枇杷と同様出荷用ではないため、授粉も摘果もしていないそうですが、自然の力でここまで育っています
食べられるようになるにはあと2カ月ほど。次回は梨のお味見をしたいですね
その後、取材時新芽が出ていたブドウ棚のところへ。
4月は空間だらけだった棚がコチラ。
2カ月経ってこんなに密になっていました
この日行われていたのは、シャインマスカットの“ジベレリン処理”。
ジベレリン処理は、地元では通称「ジベ」とも呼ばれ、成長過程の房をジベレリン溶液に浸すことで、ブドウの種をなくしたり、粒を肥大化させたりする役割があります
本来この液は無色透明ですが、未処理の房と処理済の房を判別しやすくするため、食紅等で着色しています。
処理済の粒がうっすらとピンクに着色しているのがわかりますか
昨年は長梅雨の影響で、「晩腐病(おそぐされびょう)」というブドウの実が腐ってしまう病気が多発し、山梨県のブドウに壊滅的な被害がありました。
この対策のため、今シーズンは棚の上に雨除けのビニールを付けた生産者さんもいるのだそうです。
農業は常に自然と向き合っており、天候の影響がまったくない訳がありません
生産者さんがどれだけ考えて対策をしても、一瞬にしてその努力を奪われてしまうこともあります。
私たち消費者にできることは、そこにある野菜や果物が当たり前ではなく、たくさんの努力の基にできていることを知り、感謝していただくことなのではないでしょうか
■Go!Go!市民レポーターが行く
2021年6月号・甲府市農業センターに潜入!(2021年6月号)
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/reporter/shimin/tobidase/202106.html
■甲府市農業センター
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nogyoshinko/nougyoucenter/index.html