◆〜本と歩こう(38)~◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は、山梨県立美術館『絵本原画の世界2022』展の鑑賞報告です★
展示期間:2022/7/16(土)~8/28(日)
-「こどものとも」から生まれた名作の数々、今、ここに集結!-というテーマのとおり、長年読み継がれている絵本たちの原画が一堂に会した展示(宮城県美術館所蔵)。
夏休み中の展示ということもあり、子どもからお年寄りまで、幅広い年代の来館者で賑わっていました。
原画を見ると、画家の苦心した箇所や細部まで描き込まれた部分などがよくわかります。
特に、乗り物などの絵では、動いている音が聞こえてきそうなほどの迫力を感じました。
「こどもたちに本当によいものを」という作り手の思いが、真摯に伝わってきました。
会場には、絵本の世界のなかまたちと撮影できるコーナーもあり♬ う~ん、どれにしようかな?
★『ぐりとぐら』★
★『しんせつなともだち』★
★『なんじゃもんじゃはかせのおべんとう』★
館内の図書室には、展示されている絵の絵本が揃えてあり、手に取って読むこともできるようになっていました。
みなさんも、時には懐かしい絵本にふれて、こどもの心に戻って絵本の世界で遊んでみませんか?
~本と歩こう(38)~
『松井直と絵本づくり』 藤本朝巳著 教文館 2017年 本体価格1800円(税別)
※出版社の著作権に基づいて書影を使用しています
1956(昭和31)年に月刊絵本として創刊された『こどものとも』。
「一冊でまとまった物語を語る本」、「芸術性の高い絵を配した絵本にする」という信念のもとに発行された『こどものとも』は、60年以上経た今でもなお、多くの読者に親しまれ続けています。
名編集者・松井直(まつい ただし)の人となりと、共に時代を切り拓いた絵本作家たちとの創作現場の軌跡を知ることができる一冊です。
―取材へのご協力、ありがとうございました―