◆池田地区◆
私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、
市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。
vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区アイメッセコース vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 vol.10:石田地区
番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」
****コースの紹介****
第12回は、<池田地区>です。
今回は、最新(2020年11月現在)のコースではなく、2020年4月時点に掲載されていたコースを歩きました。
※最新のコースは、『甲府市ウォーキングマップ』p12に掲載
~池田地区~
池田地区は、中央線で北部と南部に二分されています。2020年4月時掲載のウォーキングマップをもとに、南部側を散歩しました。北部側には1600年頃の神社仏閣や荒川の信玄堤など歴史のある場所が多く、後半の“見所”でご紹介します。
①2020年11月13日(金)、「池田小学校正門」からスタートしました。
池田小学校は明治5(1872)年に創設した、150年近い歴史のある小学校。甲府大使でもある大相撲の竜電関は、池田小学校の卒業生です。
マップと飲み物を持っていざ出発!!
②池田通りに出て信号を渡り左折します。最初の道を右折します。
③しばらく直進。右手に「青い鳥成人寮」のある角を左折し、直ぐに右折します。
④住宅街の道を道なりに、荒川の堤防まで進みます。車通りも少ないので歩きやすいです。
⑤荒川の堤防に向かって歩きます。対岸の堤防の方が数メートルほど高く見えたのは気のせいでしょうか?
堤防に出ると気分爽快になります。甲府市内を流れる荒川土手からの景色はどこの地区でも清々しくなりますね。古代より氾濫し水害を起こしてきた荒川ですが、護岸工事等により今は穏やかな川です。
⑥土手を長松寺橋方向へ歩きます。
急角度の坂を上り、飯田通りに出たら左折。木がこんもり茂っている「呂山園」をめざします。
⑦「呂山園」には、小宮山清三氏の碑、農地改革記念碑、馬頭観世音の碑がありました。小宮山清三氏は池田村の村長で、我が国の「消防の父」と慕われ、「木喰上人(もくじきしょうにん)」を世に広めた人でもあるそうです。
⑧「呂山園」を出たら、東海大付属甲府高校をめざして飯田通りをひたすら歩きます。車通りが多いので、気を付けて歩道を歩いて下さい。
⑨しばらく歩き、東海大付属甲府高校の手前を左折します。
⑩学校の横を通り、最初のT 字路を左折したらそのまま進みます。住宅街なので歩きやすいです。
池田幼稚園手前のT字路で左折します。
⑪とにかく道なりに歩きます。狭い道もありますがどんどん行きましょう!!
⑫池田通りとのT字路に出たら左折します。
⑬池田小学校正門にGOAL!!!
**** 見所紹介1 「長松寺(ちょうしょうじ)」 ****
長松寺橋の名前の由来になっている「長松寺」まで車で行ってみました。中央線より北側エリアにあります。
正式名は「甘露山長松寺(かんろざんちょうしょうじ)」で、臨済宗のお寺です。開基は武田信満(甲斐武田第10代当主※創始を武田信義として)で、境内に供養塔がありました。
明治5(1872)年に、池田小学校の基となった「長松寺学校」がここに創設されたそうです。
**** 見所紹介2 甲府市内で見られる「信玄堤」****
「信玄堤」といえば旧竜王町にある釜無川が有名ですが、実は池田地区の荒川沿いでも「信玄堤」を見ることができます。場所は、荒川に掛かる「音羽橋(おとははし)」のたもとにある「史跡学習公園」。ここには、信玄堤特有の構造「霞堤(かすみてい)」のミニチュア水路があります。普段水は流れていないようですが、この場所に多量の川の水を流し込み、洪水を起こし、霞堤の効果が観察されるのだと思います。定期的に見学できる機会があると良いですね。千松橋から荒川橋までの間には、土手が途切れて、外側に新たな土手が重なっている個所があり、これが「霞堤」の遺構だそうです。
詳細は下記をご参照ください。
- 甲府市ホームページ
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/kamejii/061.html
- 国土交通省甲府河川国道事務所資料
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000021704.pdf
**** 見所紹介3 「八幡神社」 ****
池田地区南部、新荒川橋近くに、慶長8(1608)年頃に創建された「八幡神社」があります。
祭神は「誉田別命(ほんだわけのみこと)」で、地区の守護神、安産の神だそうです。
時代劇のロケができそうな雰囲気の神社でした。
鳥居は低く、頭を下げないとくぐれませんでした。
**** コースのお楽しみ紹介 ****
飯田通り、東海大付属甲府高校の少し手前に「竹泉(ちくせん)」という和菓子店があったので、散歩の帰りに寄ってみました。
創業45年で、現在の御主人は2代目とのこと。
店名の由来は、初代「岡部 泉」さんの「泉」に、“破竹の勢い”と例えられる「竹」を付けて名付けたそうです。
一番の売りは「みたらし団子」。 注文してから店先で焼いてくれます。焼きたてはホカホカでやわらかく、とてもおいしかったです!「ずんだ団子」もおすすめです(母の実家が仙台なので、“ずんだ”にはちょっとうるさいです)。
**** コースの感想 ****
<池田地区>は、中央線を境に北部、南部にわかれています。南部側は学校、住宅地が多く、道路も曲がって入り組んでおり、時々道を間違え迷子になりそうでした。でも飯田通り、池田通り以外は車が少なく散歩しやすかったです。
歩数は約8,000歩で満足。トイレは西部児童センターで借りられそうです。北部エリアには、歴史の古い神社仏閣や古墳があり、コース外ではありますが、見所紹介として3カ所行きました。
****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****
甲府市ウォーキングマップ
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html
<参考>
『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』
https://kofu-tourism.com/news/77