きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

小田急、複々線化完成

2018-04-08 | 散歩
3月3日に小田急線の東北沢~梅ケ丘間が複々線化されました。
これにより、代々木上原~登戸までが複々線になりました。
(同日、登戸駅も1番線が供用されて2面4線になっています)

小田急ではとりあえずダイヤ変更なしで3月3日に複々線の使用を開始し、3月17日に複々線のメリットを盛り込んだダイヤ改正を行っています。

私は3月某日に複々線化直前の様子を、で先日複々線化後(ダイヤ改正後)の様子を見てきましたので、ちょっとご報告。

<東北沢駅>
東北沢駅は2面4線(中2線が通過線)の地上駅から、1面4線(外2線が通過線)の地下駅になりました。

写真1. 完成時の通過線に仮ホーム

(2018年3月)
切り替え直前だったので仮ホームもスリム化していて新線(緩行線)が見えています。

写真2. 仮ホームを発車する各停本厚木行き

(2018年3月)
おそらく今後は見られないショット(笑)

写真3. 下北沢方は

(2018年3月)
お隣の下北沢駅は2層になっているので、急行線は東北沢駅構内から下層に向かって下っています。

写真4. ダイヤ改正後

(2018年4月)
東北沢をを通過する「スーパーはこね」。
右の奥には各停の後ろ姿も見えています。


<下北沢駅>
前述の通り下北沢駅のホームは2層になりました。
2013年の地下化の際は下層(地下2階)の(新)急行線を先に使い始めていました。

写真5. 下北沢駅構内図

(2018年4月)

写真6. 複々線化前の地下1階ホーム

(2018年3月)
当然ですが工事が完成済みで使用開始を待つばかり。

写真7. 地下2階ホーム

(2018年3月)
こちらも今後は見られないであろう各駅停車。

写真8. 使用を開始した地下1階ホーム

(2018年4月)
地下2階(写真7)はシールド工法、近い1階は開削工法なので、トンネル側壁の形状が異なっています。

地下1階ホームは緩行線ホームという位置付けですが、上り線は各駅停車に加えて千代田線直通列車(直通急行含む)も地下1階に発着します。
下北沢駅を2層式としたことで、小田急の複々線は、簡潔に言えば上り線は系統別、下り線は方向別(緩急分離)という使い方になっています。


<世田谷代田駅>
世田谷代田駅は各駅停車のみが停車する駅です。
複々線化時の構造は下北沢駅と同じ2層式。
2013年の地下化の際は地下3階(急行線)に仮設ホームを設置していました。

写真9. 世田谷代田駅構内案内図(3月2日まで)

(2018年3月)
地下3階のホームが案内されていました。
ホームは相対式です。

写真10. 地下2階

(2018年3月)
準備完了、発車案内は調整中。

写真11. 地下3階へは仮設階段で

(2018年3月)
地下2階のホームは島式。地下3階へは線路を渡ってから仮設の階段で下るようになっていました。
仮設とは言えエレベータも。

写真12. 渡り通路から

(2018年3月)
こんな写真ももう撮れません。

写真13. 仮設階段跡

(2018年4月)
複々線化後は渡り通路は撤去され仮設階段もエレベータも使えなくなりました。
今後、写真の部分はコンクリートで塞ぐらしいです。

写真14. 地下3階の仮設ホーム

(2018年3月)
もうすでにこのホームに行く術はありません。
このホームも撤去されるようです。
世田谷代田駅は各駅停車しか停まらないとはいえ、非常用ホーム(&通路)として残しておくことは考えなかったのでしょうかね。

写真15. 世田谷代田駅構内案内図(3月3日から)

(2018年4月)
ホーム階が地下2階になっています。ホームも島式です。


<梅ケ丘駅>
梅ケ丘駅は一足先(2004年)に複々線化されています。
東北沢駅から世田谷代田駅までは地下駅ですが、梅ケ丘駅は高架駅になっています。

写真16. 渡り線を通って入線する各駅停車

(2018年3月)
上り線の出発信号機にはバッテンが。
写真の奥には地下からの出口見えます。

写真17. 渡り線も無くなっている

(2018年4月)
複々線化から2週間ほどしか経っていないのですが、すでに渡り線は撤去されていました。

写真18. おまけ

(2018年4月)
「あさぎり」を改名して3月17日から登場した「ふじさん」。

先日(4月)の乗車時は70000形(GSE)の目撃を期待したのですが今回は残念ながら遭遇できず。