40年近く前に購入したKATOの153系新快速色6両を整備しました。
整備と言っても動力系には一切手を加えず、整備メニューはカプラー交換とヘッドマーク他を付けただけなんですが。
始まりは最近参加している運転会。この153系も持ち込んで走らせていますが、買って40年近く経つというのに何の「化粧」もなく買ったまま。ヘッドマークもなければ方向幕も「白幕」のまま。「このままじゃいかん」と手持ちの車両の「化粧」を行うことにしました。
その第1弾がこの153系というわけです。
写真1. 2019年6月の運転会にて(再掲)隣のキハ82ともども何の化粧っ気もありません。
化粧に先立ちお肌の状態を整えます。
長い時間を経て車体や窓ガラスに汚れ(カビ?)がありましたので分解して洗浄しました。
写真2. ぬるま湯に40年近く前のプラ製品なので、劣化して脆くなっている可能性もあり分解は慎重に。
幸い劣化を感じるようなところはありませんでした。さすがめいどいんじゃぱん。
ぬるま湯にごく少量の中性洗剤を入れて漬け置き、汚れは綿棒で軽くこするだけで簡単に落ちてくれました。
写真3. 風呂上がり
よく見ると座席パーツの色が1つだけ違ってます。2両のクハ153のうちの1両のものです。
製品は6両でのセット販売だったので1両だけ色が違うということは考えられません。おそらくその昔、私自身がバラして他のクハの座席パーツを「間違えて」組み込んでしまったのでしょう。いずれ交換するとして今回はそのまま元通りに組み上げます。
さてここからお化粧です。
この6両、車番は最初から印字済みで、サボと方向幕を取付けるために向きと号車を下記のように確定させました。
写真4. 編成表
モハのユニットの車番が同じなのはご愛敬というか当時の製品としては当たり前。むしろクハの車番が違っていることの方が異例のこと。今回、モハの車番まではいぢりません。
お化粧メニューは、先頭車には方向幕とヘッドマーク、側面にはサボと号車表示です。
購入したセットにはそれらのシールも同封されていて未使用のまま残っていましたが、さすがに40年近く前のもので色あせて使い物にならないので新規に作ることにしました。
パソコンで作ってシール紙に印刷すればなんとかなってしまうのが40年前とは違うところ。
写真5. ペイントでサボやらヘッドマークやらをヘッドマークはネットで使えそうな写真を探してパソコンに取り込み、補正・修正を加えて元図を作ります。
方向幕、サボ、号車表示はゼロから書き起こしました。サボは雰囲気重視で(笑)
写真6. シール原紙はパワーポイントでペイントで作った「原図」をパワーポイントに貼り込んでシール用の原紙を作ります。ヘッドマーク他の大きさはパワーポイント上で調整。
写真7. シール紙使ったシール紙はハガキ大の光沢タイプ。
写真8. できあがりプリンタで印刷してできあがり。
これをカッターで切り取って車両に貼るのですが、老眼*近眼の目には細か過ぎ~。
写真9. 方向幕とヘッドマーク方向幕は意図的に1号車(右)は「西明石」、6号車は「京都」としました。ちょっと文字が太過ぎた?
ヘッドマークはシールを0.2mm厚のプラ板に貼って「本体」としました。取付け方法は悩んだ末にマスキングゾルで前面に固定してみました。
写真10. 側面にはサボと号車表示サボの表記はボケてしまっていますが、印刷時にボケたのか写真がボケているのか判りません(笑)。
号車表示は最初は黒色で印刷しましたが青色に変えてみました。
写真11. カプラーも交換最後にカプラーをKATOカプラー密連型Aに交換してお化粧終了です。
これでなんとか人前に出ることができます。