きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

人吉から吉松へ

2017-08-03 | 散歩
前回投稿の続編です。

人吉駅からは「いさぶろう」に乗って吉松駅に向かいます。

肥薩線の人吉駅から吉松駅へは1日5本のみ。
うち2本が「いさぶろう」です。

先日発表されたJR九州の路線別利用状況によれば、肥薩線の人吉~吉松間はJR九州内では最も通過人員が少ない区間なんだとか。(路線別ご利用状況 | JR九州
運転本数が少ないから利用者が少ないのか、利用者が少ないから運転本数が少ないのか・・・

写真1. いさぶろう1号(再掲)


いさぶろうはキハ140+キハ47の2両編成。

写真2. 指定席

2号車の指定席です。

人吉駅からは普通列車ですが、指定席があります。
というかほとんどが指定席で、自由席はほんの一部。

写真では乗客はいないように見えますが、人吉駅発車時は20%程度は埋まっていたかな。

写真3. 自由席


自由席は2号車の最後部にロングシートで7席だけ。

写真に4席、反対側に3席あります。

私は自由席に陣取って、いよいよ発車。
自由席は7席に5人の乗客でした。

肥薩線と言えば大畑のループ線。
今回の最大の楽しみ。

写真4. 大畑駅


人吉駅を出発し隣の駅が大畑(おこば)駅。

大畑駅はスイッチバック駅でもあります。

写真5. キハ140の車内から


大畑駅には約3分間の停車。

スイッチバック駅なので、反対向きに駅を発車し、さらに引上げ線で進行方向を変えていよいよループ線に進んでいきます。

写真6. ループ線から大畑駅


「いさぶろう」は観光列車ということで、絶景や名所で駅間であっても一時停車します。

ループ線の途中でも「先ほどの大畑駅が見えます」とのアナウンスがあり一旦停車。

ループ線は曲線半径300m、30/1000の上り勾配です。
昔の蒸気機関車だったらループ線の途中で停車しちゃったら再発車できないだろうな、なんて思いつつ・・・


写真7. 矢岳駅


大畑駅の次は矢岳(やたけ)駅。
肥薩線の最高地点(海抜536.9m)にある駅だそうです。

写真8. SL展示館


矢岳駅構内にSL展示館があります。
「いさぶろう」の停車時間(5分間)の間に乗客の皆さんもSL展示館を覗いています。

写真9. 矢岳駅と「いさぶろう」


SL展示館から矢岳駅を振り返ります。
運転席脇に立っているのが「いさぶろう」のアテンダントです。


写真10. 運転席映像


ご紹介が遅くなりましたが、車内モニターには運転席からの前方の映像が映し出されるほか、観光案内などの映像も流れます。

写真に写っているのは真幸(まさき)駅のスイッチバックの映像です。
一度引上げ線で折り返して真幸駅に進入するところです。

そして真幸(まさき)駅に到着です。

写真11. 真幸駅


真幸駅は肥薩線で唯一、宮崎県内にある駅なんだとか。

写真12. 真幸駅ホームから


正面には矢岳駅から下って来る本線が見えています。

真幸駅でも約5分間の停車です。

写真13. 幸せの鐘


ホーム上には「幸せの鐘」があり、乗客の皆さんは停車時間を利用して思い思いに鐘を鳴らしてました。

真幸駅を発車すると次は終点、吉松駅です。


写真14. 吉松駅


そして「いさぶろう」の終点、吉松駅に到着です。
吉松駅では特急「はやとの風」(鹿児島中央行き)が待っていました。

吉松駅は今年3月の初訪問以来の2度目。

私は「はやとの風」乗らず、普通列車で肥薩線の終点、隼人駅に向かいます。

(続く)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿