広島県安芸太田町加計、吉水園は、江戸時代半ばの天明元年(1781)の春、加計隅屋16代
当主の佐々木八右衛門正任が、この辺りの景観と地形に着目し、山荘として建設を思い立った。
江戸時代には、このエリアから全国の鉄の総生産の10%を生産しており、隅屋は江戸期を通じ
て中国地方でも最大手のたたら鉄山師だった。美しい庭園にはカエデが水面に映える萱屋根の吉
水亭、薬師堂などの建物がほどよく調和されていて、秋の紅葉シーズンは目の覚める美しさだ。
ただ吉水園が一般公開されるのは6月第1第2土日曜日、11月第2第3土日曜日。
それ以外は、前もって予約した団体客等へのみ公開されるので注意が必要である。
(入園時間:午前8時~午後5時)。11月8日撮影。
PENTAX K5 ”雅”+ Sigma 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM で撮影した。