鵜と鵜匠の仕事始めにあたる「手縄始め」の神事が2013年1月13日、岩国市錦帯橋錦川で開かれた。錦帯橋の
ふもとで行われた手縄始めの神事は、地域の財産でもある鵜飼に親しみを持ってもらおうと、3年前から一般にも公
開されるようになった。神事の中で鵜匠が鵜の首に手縄を取り付け1年の無事を祈った。
※鵜の首は大きく伸びると30センチほどにもなる。鵜の肩に手縄をつけ、首に本番と同様に首結(くびゆい)を回し
その締め付け具合によって喉を通る魚の大きさを調整する。鵜飼で一見呑み込まれたような鮎は、実はこの首結
の喉元で留まっていて、それを吐き出させている。本番の時には、おおよそ5センチ程度の小さな鮎だけが喉元を
通るよう、首結を調整される。それより大きな鮎が鵜飼の捕獲対象となり、小さい鮎は鵜の餌として消化されること
になる。
PENTAX K5 ”雅”+ Sigma 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM で撮影した。