タイタンビカスとは、赤塚植物園が開発したまったく新しい花で、ある特定のアメリカフヨウと
モミジアオイの交配選抜種。 その性質は、強健で、日当たりさえ良ければ場所を選ばない。暑さ
には強く、西日のあたる場所でもよく育つ。宿根性のため、秋には地上部が枯れるが、根が地下
に残り翌年の春には芽を吹き、初夏には花を咲かせてくれる。
生育は旺盛で、春に芽を出した後、晩夏には大きいときで草丈3mにもなる。花期は7月から9月
の間、一輪一輪は一日花だが次から次へと開花し、1株でのべ200輪近くの花を咲かせる。
花の大きさは子供の顔(直径15~25cm)ほどもあり、全盛期の真夏には巨大な花が次々と咲い
てくれる。この圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』
にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられた。
PENTAX K-3”雅” + smc PENTAX-DA☆ 60-250mm F4 ED [IF] SDMで撮影。