はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本で今日は七草粥を食べる日。
けど東方教会圏のロシアでは、1/7の今日がクリスマスなのよ。
なので今夜はロシアのクリスマスについて、さらさらっと紹介するわね!
882年、統一国家キエフ・ロシアが建国、列強の1つにのし上ると、周辺の民族は協力関係樹立を目的に、宗教の勧誘に動き出した。
ドイツ人(ローマ・カトリック)、ハザール人(ユダヤ教)、ブルガール人(イスラム教)、ギリシア人(ギリシア正教)…相次いで訪れる中、989年当時の権力者ウラジミール公が国教に選んだのはギリシア正教。
東方教会または東方正教の名でも呼ばれるギリシア正教は、1054年西方教会(ローマ・カトリック)と分離したキリスト教よ。
古い伝統と儀礼を重んじ、西方教会が12/25にキリスト生誕日を移した後も、迎合する事無く1/6にキリスト生誕を祝い続けた教会で、それ故現代になってもロシアのクリスマスは1/7に定められてるの。
加えて1/19を神現祭(イエスがヨハネによって洗礼を受けた日)に定め、両日間を「スヴャートキ(神聖な週間)」と呼んでるわ。
つまりロシアのクリスマスシーズンは1/7~1/19というわけね。
もっともその祝い方は、ツリーを飾り、プレゼントを用意して、ご馳走を食べるという風に、他国とそんな変らないみたい。
ロシアのサンタは「マロース(厳寒)爺さん」と呼ばれていて、大晦日~元旦にかけ子供達にプレゼントを届けて廻るんですって。
お付の者は「スネグーラチカ」と言う名前の雪娘。
子供の居ない老夫婦が或る日女の子の雪像を作ったところ、命が宿り3人仲睦まじく暮らしたものの、春の暖かさに融けてしまうといった、悲しい民話から生れたキャラだけど、その後少女はマロース爺さんのお手伝い役として蘇ったの。
他に「バーブシュカ」と言うお婆ちゃんも、プレゼントを贈るキャラとして、ロシアでは知られてるわ。
実はソビエト政権は宗教を弾圧してた為、ロシアのクリスマスも長い事廃止されてたの。
それが知っての通り1991年の解体を受けて、クリスマスが国民の休日として復活。
以降はTVによって、サンタやツリー等、他国のクリスマスの物に、段々影響されて来てるそうよ。
もう1つ、イタリアのクリスマスも紹介するわ!
古都ローマが在るイタリアは、国民の9割近くがカトリック。
キリストや聖母マリアだけでなく、様々な聖人に因んだ祝日の並ぶ教会暦が、暮らしの中ナチュラルに溶け込んでるの。
現在定められてる年間10日の祝日の内、元日と解放記念日とメーデーを除けば、全てカトリック関連の祝日という事から、それが窺い知れるんじゃないかしら。
聖キリストが生誕したクリスマスは、イタリアにとって最も神聖かつ重要な日。
大抵の会社が12/24午後~12/26聖ステファンの祝日迄閉めてしまうし、学校は1/6の公現節までお休みするの。
家族で迎えるイヴのディナーには大鰻(カピトーネ)のフライやサーモン等の魚料理が並び、デザートにはレーズン入りの菓子パン「パネットーネ」を食べるのが定番よ。
24日の深夜になると家族揃って教会のミサに出かけ、更に敬虔な信者はクリスマス当日のミサにも足を運ぶそうなの。
話を聞いてると、ヨーロッパの他の国の習慣と、あまり変わらない印象が持てるって?
言われてみればそうね…けど子供達へのプレゼントの仕方に少し違いが見えるわ。
イタリアでは12/25のクリスマスではなく、1/6公現節の前夜に子供達へプレゼントが贈られるの。
しかも贈り人はサンタじゃなくて、ベファナと言う名の魔女。
黒装束を身に纏い、空飛ぶ箒に乗ってやって来たベファナは、夜中に煙突から侵入し、良い子には玩具やお菓子をプレゼントするけど、悪い子には石炭や木炭を置いてくんですって。
ベファナの前身は恐らく冬を象徴する精霊。
大昔は来る年の実りを携え、やって来た者達の仲間だったんでしょうね。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス10曲目の歌は――「Winter wonderland(ウィンターワンダーランド)」!
1934年アメリカで発表された歌で、作詞はRichard B. Smith、作曲はFelix Bernardが担当。
リチャードは地元ペンシルバニア州ホーンズデールに有る中央公園が、真っ白な雪で覆われた光景を見て詞を書き上げたと言われてるわ。
歌詞を読むとクリスマス限定の歌じゃないみたい。
けど雪=ホワイトクリスマスといったイメージからか、クリスマスシーズンに定番として流されてるの。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Winter wonderland】
Sleighbells ring♪
Are you list’nin♪
In the lane♪
Snow is glist’nin♪
A beautiful sight♪
We’re happy tonight♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Gone a way is the bluebird♪
Here to stay is a new bird♪
He’s singin’a song♪
As we go along♪
Walkin,in a winter wonderland♪
In the meadow we can build a snowman♪
Then pretend that he is Parson Brown♪
He’ll say,“Are you married?”we’ll say,“No man!
But you can do the job when you’re in town!”
Later on,we’ll conspire♪
As we dream by the fire♪
To face unafraid♪
The plans that we made♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Sleighbells ring♪
Are you list’nin♪
In the lane♪
Snow is glist’nin♪
A beautiful sight♪
We’re happy tonight♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Walkin…in a winter…♪
Walkin…in a winter…♪
Walkin…in a winter…wonderland…♪
【日本語バージョン】
雪の♪
野原に♪
鈴の音♪
高く♪
光る道♪
ソリは行く♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
小鳥は♪
囀る♪
愛の♪
歌を♪
一緒に♪
行こうよ♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
雪だるまを作ろう♪
誰かにそっくりに♪
そうすりゃきっと僕らと♪
お話出来るだろう♪
赤い♪
炎の♪
焚き火の♪
側で♪
心は♪
結ばれる♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
…毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
↑の日本語バージョンは歌詞の意訳にはなってませんが、歌うと丁度曲にぴったりでナイスなのです。
確か「サンタのクリスマス」と言うCDで覚えた記憶が有る。
「スネグーラチカ」は元はクリスマスと関り無いキャラだったんだけど、最近はロシアのクリスマスって言えばマロース爺さんとこの少女らしい。
本来ロシアのプレゼント贈り人だったバーブシュカさんは影薄くなってるとの事、やはり女は若い方が好まれるんでしょうかねえ?(笑)
本日の写真はイクスピアリの中央広場に立ってたクリスマスツリー。
純白が「ウィンターワンダーランド」って感じしない?
日本で今日は七草粥を食べる日。
けど東方教会圏のロシアでは、1/7の今日がクリスマスなのよ。
なので今夜はロシアのクリスマスについて、さらさらっと紹介するわね!
882年、統一国家キエフ・ロシアが建国、列強の1つにのし上ると、周辺の民族は協力関係樹立を目的に、宗教の勧誘に動き出した。
ドイツ人(ローマ・カトリック)、ハザール人(ユダヤ教)、ブルガール人(イスラム教)、ギリシア人(ギリシア正教)…相次いで訪れる中、989年当時の権力者ウラジミール公が国教に選んだのはギリシア正教。
東方教会または東方正教の名でも呼ばれるギリシア正教は、1054年西方教会(ローマ・カトリック)と分離したキリスト教よ。
古い伝統と儀礼を重んじ、西方教会が12/25にキリスト生誕日を移した後も、迎合する事無く1/6にキリスト生誕を祝い続けた教会で、それ故現代になってもロシアのクリスマスは1/7に定められてるの。
加えて1/19を神現祭(イエスがヨハネによって洗礼を受けた日)に定め、両日間を「スヴャートキ(神聖な週間)」と呼んでるわ。
つまりロシアのクリスマスシーズンは1/7~1/19というわけね。
もっともその祝い方は、ツリーを飾り、プレゼントを用意して、ご馳走を食べるという風に、他国とそんな変らないみたい。
ロシアのサンタは「マロース(厳寒)爺さん」と呼ばれていて、大晦日~元旦にかけ子供達にプレゼントを届けて廻るんですって。
お付の者は「スネグーラチカ」と言う名前の雪娘。
子供の居ない老夫婦が或る日女の子の雪像を作ったところ、命が宿り3人仲睦まじく暮らしたものの、春の暖かさに融けてしまうといった、悲しい民話から生れたキャラだけど、その後少女はマロース爺さんのお手伝い役として蘇ったの。
他に「バーブシュカ」と言うお婆ちゃんも、プレゼントを贈るキャラとして、ロシアでは知られてるわ。
実はソビエト政権は宗教を弾圧してた為、ロシアのクリスマスも長い事廃止されてたの。
それが知っての通り1991年の解体を受けて、クリスマスが国民の休日として復活。
以降はTVによって、サンタやツリー等、他国のクリスマスの物に、段々影響されて来てるそうよ。
もう1つ、イタリアのクリスマスも紹介するわ!
古都ローマが在るイタリアは、国民の9割近くがカトリック。
キリストや聖母マリアだけでなく、様々な聖人に因んだ祝日の並ぶ教会暦が、暮らしの中ナチュラルに溶け込んでるの。
現在定められてる年間10日の祝日の内、元日と解放記念日とメーデーを除けば、全てカトリック関連の祝日という事から、それが窺い知れるんじゃないかしら。
聖キリストが生誕したクリスマスは、イタリアにとって最も神聖かつ重要な日。
大抵の会社が12/24午後~12/26聖ステファンの祝日迄閉めてしまうし、学校は1/6の公現節までお休みするの。
家族で迎えるイヴのディナーには大鰻(カピトーネ)のフライやサーモン等の魚料理が並び、デザートにはレーズン入りの菓子パン「パネットーネ」を食べるのが定番よ。
24日の深夜になると家族揃って教会のミサに出かけ、更に敬虔な信者はクリスマス当日のミサにも足を運ぶそうなの。
話を聞いてると、ヨーロッパの他の国の習慣と、あまり変わらない印象が持てるって?
言われてみればそうね…けど子供達へのプレゼントの仕方に少し違いが見えるわ。
イタリアでは12/25のクリスマスではなく、1/6公現節の前夜に子供達へプレゼントが贈られるの。
しかも贈り人はサンタじゃなくて、ベファナと言う名の魔女。
黒装束を身に纏い、空飛ぶ箒に乗ってやって来たベファナは、夜中に煙突から侵入し、良い子には玩具やお菓子をプレゼントするけど、悪い子には石炭や木炭を置いてくんですって。
ベファナの前身は恐らく冬を象徴する精霊。
大昔は来る年の実りを携え、やって来た者達の仲間だったんでしょうね。
と言った所でお話の続きはまた明日!
今年のクリスマス10曲目の歌は――「Winter wonderland(ウィンターワンダーランド)」!
1934年アメリカで発表された歌で、作詞はRichard B. Smith、作曲はFelix Bernardが担当。
リチャードは地元ペンシルバニア州ホーンズデールに有る中央公園が、真っ白な雪で覆われた光景を見て詞を書き上げたと言われてるわ。
歌詞を読むとクリスマス限定の歌じゃないみたい。
けど雪=ホワイトクリスマスといったイメージからか、クリスマスシーズンに定番として流されてるの。
歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪
【Winter wonderland】
Sleighbells ring♪
Are you list’nin♪
In the lane♪
Snow is glist’nin♪
A beautiful sight♪
We’re happy tonight♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Gone a way is the bluebird♪
Here to stay is a new bird♪
He’s singin’a song♪
As we go along♪
Walkin,in a winter wonderland♪
In the meadow we can build a snowman♪
Then pretend that he is Parson Brown♪
He’ll say,“Are you married?”we’ll say,“No man!
But you can do the job when you’re in town!”
Later on,we’ll conspire♪
As we dream by the fire♪
To face unafraid♪
The plans that we made♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Sleighbells ring♪
Are you list’nin♪
In the lane♪
Snow is glist’nin♪
A beautiful sight♪
We’re happy tonight♪
Walkin,in a winter wonderland♪
Walkin…in a winter…♪
Walkin…in a winter…♪
Walkin…in a winter…wonderland…♪
【日本語バージョン】
雪の♪
野原に♪
鈴の音♪
高く♪
光る道♪
ソリは行く♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
小鳥は♪
囀る♪
愛の♪
歌を♪
一緒に♪
行こうよ♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
雪だるまを作ろう♪
誰かにそっくりに♪
そうすりゃきっと僕らと♪
お話出来るだろう♪
赤い♪
炎の♪
焚き火の♪
側で♪
心は♪
結ばれる♪
楽しいウィンターワンダーランド♪
…毎度ようつべからですが、歌う人は参考にどぞ!
↑の日本語バージョンは歌詞の意訳にはなってませんが、歌うと丁度曲にぴったりでナイスなのです。
確か「サンタのクリスマス」と言うCDで覚えた記憶が有る。
「スネグーラチカ」は元はクリスマスと関り無いキャラだったんだけど、最近はロシアのクリスマスって言えばマロース爺さんとこの少女らしい。
本来ロシアのプレゼント贈り人だったバーブシュカさんは影薄くなってるとの事、やはり女は若い方が好まれるんでしょうかねえ?(笑)
本日の写真はイクスピアリの中央広場に立ってたクリスマスツリー。
純白が「ウィンターワンダーランド」って感じしない?