瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2019年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2019年12月23日 21時27分12秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
明日はお待ちかねのクリスマス・イブね!
日本ではクリスマスのイブ(前夜)こそ本番!って雰囲気だけど、本当のクリスマスは12月25日からの十二夜。
…だからそこの貴方!12月25日を過ぎても、このブログを観に来てちょうだいね!
メリーの記事はまだまだ続くんだから!!

さて今夜取り上げる世界のクリスマス・スイーツは、ベルギーのクリスマスクッキー「スペキュロス」!
主にブラウンシュガーを使い、シナモンやクローブ等のスパイスを効かせた固焼きクッキーで、ベルギーの他、オランダでもクリスマスに食べる習慣が有るの。
オランダでは「スペキュラース」の名で知られてるわ。
食べるのは12月24日、25日ではなくて、オランダでは12月5日、ベルギーでは12月6日の「聖ニコラウスの日」。
聖ニコラウス…聞いた事有る名前でしょ?――そう、サンタクロースのモデルと言われてる人物よ!
御存知でない方は以前メリーが書いた幾つかの記事を御覧になってね!(その1その2その3その4その5
全ての記事を読めば、聖ニコラウスが何者か?何故オランダやベルギー等ではクリスマスと別に、12月5日前後にサンタクロースの日が在るのか、その謎が解る筈よ。
ついでにクリスマスクッキーについても幾つか記事を書いてるから、併せて読んでくれると嬉しいわv(その1その2

日本ではクリスマスに食べるスイーツったら、一般的に生クリームでデコレーションしたケーキだけど、ヨーロッパの多くの国ではパンやクッキーを食べるのが伝統なの。
ただのパンやクッキーではなく、スパイスを大量に使用したり、ナッツやドライフルーツをふんだんに練り込んだ物よ。
厳格なキリスト教国では無発酵のパンに拘ったりするわ。
発酵させるのは腐らせる事に繋がり、神に捧げるには相応しくないって考えからね。
一方で、スパイスを大量に使用し、ナッツやドライフルーツをふんだんに練り込み、発酵させて焼いた、クリスマスの祝い菓子が在るのは何故かしら?
勿論、美味しくする為…何だか矛盾して聞えるでしょうけど、神様へのお供えだから、贅沢で良い物をって考えもしたの。
ヨーロッパ最古の焼き菓子は修道院で作られたって云うわ。
バターに蜂蜜、遠い異国から運ばれた砂糖や香辛料…これらはとても高価な材料で、宗教施設でもなきゃ揃わなかった。
民間でも菓子が食べられる時代になると、長期保存を考えて砂糖やスパイスやお酒に浸ける工夫が凝らされたわ。

キリスト教徒が多いヨーロッパで、クリスマスにパンやクッキーが食べられる理由、それは神様に最初に御供えしたのがパンだったからよ。
粉を練って膨らまさず焼いたクッキーは、御供えの無発酵パンがルーツで、動物や人を象るのは生け贄の名残じゃないかって、衝撃の説を唱えた研究者が居るわ。
それから、クリスマスに食べるパンやクッキーに、ナッツやドライフルーツが大量に使用されるのは、クリスマスのルーツが冬至祭だから――冬至を年の終わりに定めていた大昔、来年の豊かな収穫を祈って木の実を御供えした習わしから来てるって説が有力よ。
纏めるとこんな所かしら?

ベルギーの「スペキュロス」に話を戻すわね。
現代では通年食べられる物になったそうだけど、聖ニコラウスを象った大きなクッキーはクリスマスシーズンにしか販売しないんですって。
東京の大丸デパートに入ってるベルギー菓子店「MAISON DANDOY(メゾン・ダンドワ)」でも、クリスマスシーズン限定で、聖ニコラウス型とジンジャーマン型のスペキュロスが売り出されるの。
 

 
風車柄のクッキー(この店ではビスケットとして売ってるけど)は通年で販売してる物で、「聖ニコラウス」型と「ジンジャーマン」型は12月でないと買えないの。
聖ニコラウス型の物は通常品より分厚くて、その分かなり硬め。
軟らかい食べ物が好みな日本人に向かないかしら?
ワッフルを買うお客さんの方が多い様に思えたわ。
ここメゾン・ダンドワではベルギーワッフルの二大流派、四角いブリュッセルワッフルに円いリエージュワッフル、どちらも買えるの。
でもメリー的にはシナモンが香るスペキュロスの方が好み、ソフトなクッキーも良いけど、ハードなクッキーも偶には食べたいわ。

ベルギーのクリスマスと言えば、首都ブリュッセルに立つ巨大クリスマス・マーケットが有名ね。
毎年11月末から新年初めまで催すそうよ。
クリスマスを熱心に祝うベルギー人の魂が伝わって来るわね。

じゃあここで今夜のクリスマスソングを挙げましょ、フレッド・クーツが作曲した「Santa Claus is Coming to Town」の日本バージョン
――「サンタが町にやって来る」♪
歌詞はこちらを参考にしてねv
今夜はここまで、明日また、一緒に楽しく歌いましょう♪



【サンタが町にやって来る】




さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



…こんばんは、びょりです。
普段は軟らかいクッキーが人気の国でも、クリスマス等の宗教行事には硬いクッキーを食べるんだとか。
ドイツに旅行した友人からお土産に貰ったクリスマスクッキーは、歯が立たないくらい硬かった…。
「レープクーヘン」と呼ばれる物で、腐らないからオーナメントとしてツリーに飾ったりします。
それに比べたらメゾン・ダンドワ東京支部のクッキーつうかビスケットは、日本人に合わせてソフトに焼いてあるよう思う。
昔は王侯貴族や上級宗教家しか菓子を口に出来ず、庶民は精々葬儀等のお供えを目にする程度だったとか。
焼き菓子やパンの前身が御供えだった事を考えれば、今もクリスマスや冠婚葬祭の食卓に登場するのに納得行きます…日本で言えば「餅」に相当しますね。
コメント
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