秋だというのに、家のベランダには、朝顔が咲いている。
夏には咲かなかったというのに、今頃…。
それはさて置き前回の続きです。
・第43回「恋の火花がスパーク 五代と三鷹入院騒動」 脚本:伊藤和典 コンテ・演出:向後知一 作画監督:音無竜之介(高橋ナオヒト)
…骨折エピソードの後編、作画監督に絵の上手い人が当った為、前回より動きが良くクオリティ高い印象持てるが、アニメ独自の工夫が薄く、個人的には低い評価付けてしまう。
前回も後半~の駆け足ダイジェストはどうなんだって感じたけど、クリスマス回のセーターを持って来たのには好印象。
今回は中期開始~今迄の展開が嘘の様な原作準拠ぶり。
中期に入ってから嫉妬を露にせず真意が掴めなかった響子さんが、モノローグかまして雪の上に「馬鹿」と書くなんて。
いったいぜんたい急にどうして原作通りにしたのでしょう?
前半大幅な省略・改変した事で、堪忍袋の緒を切らした原作ファンが、クレームのお葉書と電話を寄越した為でしょうか?
その事でやる気失くした脚本家が、「原作通りならいーんだろ!!」と、ヤケクソで書いた結果でしょうか?(邪推)
しかし急遽原作の人間関係に戻されても違和感抱くだけなんですよ。
この回の五代と三鷹の対立・共感は、原作通りに関係を築き上げて来てこそのもの。
中期あにめぞんがここまで描いて来た、管理人響子さんと住人五代、響子さんを慕うテニスコーチ三鷹、という3人には有り得ない展開に感じられます。
折角独自の道を切り拓いてたのに、疲れて諦め元から敷いてあった道を歩く様な残念さ。
この後あにめぞん中期は52回で終了し、再びスタッフ交替となる。
個人的推理だが、この骨折回が原作ファンの苦情のピーク期で、CD・脚本家が降りる事決定したんではないかな~と。
この回で印象に残ったのは、朱美さんの「死んだ人は裏切らない」って台詞。
他の女に囲まれる五代と三鷹の姿に幻滅し、惣一郎さんに縋る響子さんへの皮肉。
興味が薄かったらしい響子さんと五代の恋の描写はぞんざい(笑)でも、亡き夫を想う響子さんの心情を中期あにめぞんスタッフは丁寧に描いていた。
「時が経てば、管理人さんも引篭もった穴から出て来るだろうと、僕は楽観視していた」という五代の台詞と、近付く春に気付かず縮こまる草の芽をオーバーラップさせる演出。
こういう風物での比喩表現は流石安濃監督と恐れ入る。
あと、やはり晶ちゃんを登場させなかった事は、話をすっきり見せる上で正解だと感じた。
(個人的評価)脚本× 演出△ 作画○ …今回の予告ナレは響子さん。ちなみに五代のラジカセから流れた歌は、最初のEDを歌った来生たかおの「もう少し遠く」。「明日晴れるか」のB面がこの歌だったのです。来生さんの歌声は耳に心地好くて好きだ。
【続】
夏には咲かなかったというのに、今頃…。
それはさて置き前回の続きです。
・第43回「恋の火花がスパーク 五代と三鷹入院騒動」 脚本:伊藤和典 コンテ・演出:向後知一 作画監督:音無竜之介(高橋ナオヒト)
…骨折エピソードの後編、作画監督に絵の上手い人が当った為、前回より動きが良くクオリティ高い印象持てるが、アニメ独自の工夫が薄く、個人的には低い評価付けてしまう。
前回も後半~の駆け足ダイジェストはどうなんだって感じたけど、クリスマス回のセーターを持って来たのには好印象。
今回は中期開始~今迄の展開が嘘の様な原作準拠ぶり。
中期に入ってから嫉妬を露にせず真意が掴めなかった響子さんが、モノローグかまして雪の上に「馬鹿」と書くなんて。
いったいぜんたい急にどうして原作通りにしたのでしょう?
前半大幅な省略・改変した事で、堪忍袋の緒を切らした原作ファンが、クレームのお葉書と電話を寄越した為でしょうか?
その事でやる気失くした脚本家が、「原作通りならいーんだろ!!」と、ヤケクソで書いた結果でしょうか?(邪推)
しかし急遽原作の人間関係に戻されても違和感抱くだけなんですよ。
この回の五代と三鷹の対立・共感は、原作通りに関係を築き上げて来てこそのもの。
中期あにめぞんがここまで描いて来た、管理人響子さんと住人五代、響子さんを慕うテニスコーチ三鷹、という3人には有り得ない展開に感じられます。
折角独自の道を切り拓いてたのに、疲れて諦め元から敷いてあった道を歩く様な残念さ。
この後あにめぞん中期は52回で終了し、再びスタッフ交替となる。
個人的推理だが、この骨折回が原作ファンの苦情のピーク期で、CD・脚本家が降りる事決定したんではないかな~と。
この回で印象に残ったのは、朱美さんの「死んだ人は裏切らない」って台詞。
他の女に囲まれる五代と三鷹の姿に幻滅し、惣一郎さんに縋る響子さんへの皮肉。
興味が薄かったらしい響子さんと五代の恋の描写はぞんざい(笑)でも、亡き夫を想う響子さんの心情を中期あにめぞんスタッフは丁寧に描いていた。
「時が経てば、管理人さんも引篭もった穴から出て来るだろうと、僕は楽観視していた」という五代の台詞と、近付く春に気付かず縮こまる草の芽をオーバーラップさせる演出。
こういう風物での比喩表現は流石安濃監督と恐れ入る。
あと、やはり晶ちゃんを登場させなかった事は、話をすっきり見せる上で正解だと感じた。
(個人的評価)脚本× 演出△ 作画○ …今回の予告ナレは響子さん。ちなみに五代のラジカセから流れた歌は、最初のEDを歌った来生たかおの「もう少し遠く」。「明日晴れるか」のB面がこの歌だったのです。来生さんの歌声は耳に心地好くて好きだ。
【続】