全ポン協 ~全国ポン酢飲み歩き協会~

ポン酢コーディネーター・藤島琴弥が、皆様と全国のポン酢を繋げます!

りんご酢のぽん酢

2014年07月10日 | 南東北地方
山形県産


テンスイ醤油株式会社  りんご酢のぽん酢




こ~れ~は~

すごいクセがある~~~


ど、ど、どうしたらいいんでしょ
どうやって使ったらいいんでしょ


テンスイ醤油株式会社さんは、山形県は天童にあるお醤油屋さん。
天童といえば将棋の駒で有名ですよね。
天童市はマンホールの蓋の絵も、将棋の駒です!

テンスイの醤油は、山形県で取れた丸大豆を使用し、搾った生醤油をそのまま加熱殺菌しているそうです。山形の気候で育った大豆、山形の気候の中で醸造された、由緒正しい山形しょうゆなんですね。


で、それはいいんですけど…


この「りんご酢ぽん酢」は黒酢のようなクセです。
黒酢もりんごもアミノ酸が豊富ですから、そこらへんでなにか似通うのか…。

とにかくりんご酢の風味が強く、まず口の中にモワッとしたりんご酢の味が広がります。

これはもう、クセのある酢がお好きな人どうぞの世界です


私はポンズラーなんで黒酢の世界はまだよくわかりませんが、正直、ぽん酢としては残念ながら私の口には合いませんでした。
鍋にも、豆腐にも、なんにも…


黒酢好きの方、是非試食いただいて黒酢寄りだとか全く別物だとか、お教えください。
取り上げたはいいけど、あまりにも変わった味で美味しいともそうでないとも言えない。
ただ、私はちょっと苦戦しました



テンスイ醤油株式会社URL:http://www.sarado.or.jp/member/04_te.html





ちょっと贅沢なぽん酢

2014年07月10日 | 四国地方
香川県産


ヤマロク醤油株式会社  ちょっと贅沢なぽん酢



ぽん酢レベルの高い、小豆島からのエントリー!

ヤマロク醤油さんは創業150年くらい。
くらいってのがイイですね、正直な感じが伝わります。
小豆島のお店にはカフェ(オープン)があり、お醤油を使ったスイーツや焼き餅(冬季)などをいただけるそうです
地元に密着した楽しい試みをしていらっしゃるヤマロクさんです。行ってみたい


「ちょっと贅沢なぽん酢」
またまた自分でハードルあげちゃってるネーミングですが…

美味しいです


すだち果汁とゆず果汁を通常より多く使っていて、そこが「贅沢」なんですって。
すだちとゆずのバランスもよく、風味もとてもさわやかです
そもそもお醤油が美味しいので、多めの柑橘果汁でも酸味が立たずまろやかに仕上がるんですね。

どんなお料理にも合いますが、しっかりとした美味しいぽん酢なので、鍋・豆腐・蒸し料理などの、ぽん酢そのものの味で勝負が決まる料理に使ってください


ところで果汁が多いとか原材料が高級とかいうことは、生産者にとっては「贅沢」かもしれませんが、それが消費者にとっても「贅沢」かどうかはわかりません。
大変おいしいぽん酢でしたが、飲んだ時に「うわぁ~贅沢だな~」とは思いませんでした。

出会えてうれしいぽん酢は、贅沢かどうかではなく美味いかどうか、それだけです。


こだわって贅沢に作ったアピールをしたくなる生産者の気持ちと、「高級○○」とか「○○○セレクション」とかに釣られて購入したくなる消費者の気持ちと、そこらへんはよくわかりますけどね


とにかく、美味しいポン酢でした
このポン酢は、同じく小豆島の ヤマモ ㈱高橋商店 さんと 試行錯誤して作ったそうで、そういうの素敵だなって、思いました



ヤマロク醤油株式会社HP:http://yama-roku.net/index.html




幻の紅茶ぽん酢

2014年07月09日 | 京都府産
京都府産


京都利休園 幻の紅茶ぽん酢


でました紅茶ぽん酢
また変わったもん作るな~
緑茶ぽん酢っていうのはたまにありますけど、紅茶は初めてです。

京都利休園さんは老舗のお茶屋さんです。
ホームページを拝見すると、この紅茶ぽん酢に使用されている「朝宮紅茶」は国産のオーガニックで、年間500kgしか生産されない貴重な紅茶だそうです。

品名の「幻の」は文字通り「紅茶」にくっつくんですね。
でも、紅茶ぽん酢ってのは他に無い商品だと思いますので「幻の」が「ぽん酢」にくっついても違和感ないです!

お味はですね…、甘めのドレッシングのような感じでした。
ぽん酢に入っちゃうと幻の紅茶味なのかはよくわかりませんが、紅茶の香りはしましたよ。
たまりしょうゆを使っていてお醤油の甘さは残っていますが、醤油自体の風味が弱いので、やはりドレッシング寄り。
とんかつ屋さんに置いてあるキャベツ用のドレッシングに非常によく似た感覚です。
私もキャベツのサラダに使用。

紅茶の風味を生かすためにお醤油の味が薄く、ぽん酢としての美味しさよりも紅茶押しな感は否めません。しかしながら、京都利休園さんのチャレンジには拍手
ぽん酢以外にも、様々なお茶を使ったスイーツも製造販売されているようで、発想力豊かな利休園さんの今後の変わり種商品に期待したいと思います



京都 利休園 HP : http://www.rikyu-en.co.jp/

小野園次郎商店 ぽん酢しょうゆ

2014年07月09日 | 南東北地方
福島県産


小野園次郎商店  ぽん酢しょうゆ〈ゆず〉〈かぽす〉


福島県いわき市の 「いわき味噌・醤油 小野園次郎商店」さんのぽん酢です。
これは、鮮場 平店 で購入。
やはり地元密着のスーパーは、ご当地ぽん酢の宝庫です


福島県で味噌・醤油というと会津地域が有名ですが、皆様ご存じのとおり巨大な福島県ですから、浜通り・中通り・会津、それぞれの醸造文化があるようです。
で、こちらは浜通りのいわき市。

残念ながら店舗を持っていらっしゃらないようなので、地元のスーパーや物産展などで発見するしかなさそうです

シンプルで美味しいぽん酢でした
ゆずのほうは甘みも香りもしっかりしていて、豚肉や白身のお魚によく合います。
かぼすのほうはサッパリしているので、牛肉や赤身のお魚、餃子など美味しくいただけます。

両方とも万人ウケする美味しさなので、買って損はない!
鍋・豆腐はもちろん今の時期なら鰹のたたき、タコの刺身、冷しゃぶ…。
ノーマルぽん酢として常備しても、とても使いやすく便利です




最近ではどの家庭でもサラダオイルとオリーブオイル、コショーと黒コショー、醤油とだし醤油、など同じ調味料でもタイプの違うものをお料理に合わせて使い分けますよね。
ぽん酢も同じです
いろんなタイプのぽん酢を、お料理によって上手に使い分けてください




ぐるっといわき(小野園次郎商店のページ):http://www.gurutto-iwaki.com/detail/index_1054.html