JR九大線に沿うように走る国道210号から山間に入ること20分ほど
車が離合するのがやっとというような山道を登って、お店に着いてみると席を待つ先客が3組
1時間近くお待ちいただくことになりますとのことではありましたが、里へ降りてお店を探しても同じようなものだと待たせていただくことにいたします
広々とした店内にはゆったりとテーブルが置かれていることから7組で満卓となるのですが、季節が良いときにはテラスを使うこともできるようで…
そこから臨む景色は都会の喧騒を忘れ静寂な時間を過ごすことができるものであります
実はこのお店、土日祝日の日中のみの営業であるだけでなく、12月下旬から3月上旬までは冬季休みを取られているとのことで…
アラカルトでは手作りされたという石窯で焼き上げるピッツァをいただけるとのことでありましたが、折角ですしコースを楽しむことにいたします
最初に提供されたのは自家製ハムの盛り合わせ」とライ麦の全粒粉で作られているであろうパン
サラミやハムなど5種が盛られているのですが、そこ全てがおいしく…
中でもしっとりとした舌ざわりの鶏ハムがお気に入りで、会計時に別途購入させていただきました
パンに添えられた自家製の柚子ジャムは甘味が控えられていますし、柚子の皮のほろ苦さもあっておいしくいただくことができました
そして「季節のスープ」
今日はじゃがいものスープでありまして、浮かべられるのはクリルされたブロッコリーと金時草でありましょうか
甘みを感じる濃厚な味わいにほろ苦さがアクセントとなっているだけでなく、食用花でもあるビオラの花が飾られることでの美しさもありますね
「今日のメイン」は耳納豚のグリル
地元うきは産ブランド豚なのだそうで、ほんのりと甘味を感じる上品な味わいでありまして、これが実に柔らかいのであります
そんなお肉に敷かれるのは“芥子菜”でありまして、ピリッとした辛味とともに春を感じることができますね
お待ちかねの「本日のパエリア」
鶏肉のほか、イカゲソやワタリガニ、アサリにムール貝、そしてインゲンやピーマンなど具沢山でありまして…
それらから出た出汁とともに炊かれたライスの柔らかでありまして、サフランの香りとともにおいしくいただくことができました
デザートは「うきは産あまおう苺のスープアロスと蜂蜜のアイス」
アイスクリームの下にはココナッツミルクで炊いたかのようなお米が敷かれていたのですが、これが苺のスープとの相性が抜群でありまして…
フレッシュなあまおうとともにおいしくいただくことができました
【IBIZA SMOKE RESTAURANT】
福岡県うきは市浮羽町田篭719
0943-77-7828