年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『いしだや』 吉兆出身のご主人が独立して10年目 お邪魔するのは実に9年ぶりであります

2020-03-30 23:55:38 | 関東
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注目が高まっている“Zoom”を使ったWeb会議が15:00に予定されていて、その準備もあるからといつもより早くランチへと出掛けたのでありますが…
途中、思い出した野暮用を消化したこともあり、目的とした『いしだや』へ到着したのは11:45を過ぎた頃でありました



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こんな時間だから既に満席になっているかもとの不安を感じながら、潜るように小さな降り口から階段を下ったさきにある引き戸を開けますと…
厨房を目の前にするカウンターの最後の一席をいただくことができるとのことで、下足を脱いで店内へと入ります
奥に一卓だけあるテーブル席も続いて来られたお客さま方が相席をする形で着席をされ12:00を前にして満席となりました


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今日のお献立は…
定番の「お造り盛合せ」に加えて、今日は青森県産の"ソイ"、三重県産の"いしもち"、そしてアラスカ産の"銀だら"と3種の煮魚が用意されていたようなのですが、残念なことに"ソイ"はすでに売り切れてしまったとのことで"いしもち"をいただくことといたします
メニューに〝本日 大きめ !!〟と書かれていた通り、器からはみ出てしまいそうなほどに大きな"いちもち"が丸ごと一匹提供されたのであります
上品な甘みを感じる煮汁で煮付けられたお魚はふっくらと柔らかく、添えられるお豆腐やごぼうにもその旨みが染み込んでいて…
シャキッとした水菜のお浸しが良い箸休めとなっておいしくいただくことができました
そして追加でいただいた「お造り 2種」
今日は “ぶり” と “ちびき” とのことでありますが、いずれも身が厚く切られていることで歯ごたえも良くワサビの香りとともにいいただきます



鯛茶漬け発祥のお店だとも言われる『吉兆』出身のご主人が独立されて10年目
一点のシミも無いほどに美しかった白木で作られた入り口には年季が入ってきましたし吉兆譲りの鯛茶漬けもメニューから消え、ようやくご主人のお店になったような感じがしてうれしく思います



【いしだや】
東京都中央区銀座3-13-2 登栄銀座ビルB1F
03-6228-4793