AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

国際シンポジウム 生活世界に見る東アジアの植民地経験

2009年12月27日 | 研究
さて、国際シンポジウム 生活世界に見る東アジアの植民地経験がいよいよ始まりました。



建物の入り口にはこんな感じで案内が出ていました。

会場は、

さすが、国際会議場です。



今日のプログラムは、基調講演と第一セッションになる「人類学 表象する植民地、表象される植民地」です。加えて特別企画もあります。

基調講演は、日本の東洋大学の末成道男先生が「草の根調査からみた台湾、韓国、ベトナムの植民地統治と現在」というタイトルでお話ししてくださいました。

第一セッションでは、
五十嵐真子先生(神戸学院大学)が「植民地の語りを分析すること」というタイトルで、石垣直先生(日本学術振興会)が「忘れがたき「日本」~台湾原住民・ブヌン高齢者の語りから」、李良姫先生(大阪観光大学)が「植民地朝鮮における観光開発」ということでお話ししてくださいました。

コメントは台湾中央研究院民族学研究所の黄智慧先生でした。

オーラルヒストリーの難しさが浮き彫りになったご発表だったと思いました。日本がどのようにとらえられ、再構築されていったのかが、日本時代を知る人々の語りの中でどう描かれているのか、事例に基づいたご発表で大変興味深かったです。

特別企画は、鼎談「映像から見る植民地の朝鮮半島と台湾」とのタイトルで、戦前の台湾を紹介するフィルム41分分を見せていただきました。
こちらは、崔吉城先生(東亜大学)、植野弘子先生(東洋大学)、笠原政治先生(国立民族学博物館)のお話がありました。ここに、国語読本の朗読シーンがあって、僕も質問したいことがあったのですが、時間の関係でできませんでした。
質問は、この後の懇親会で、先生のそばに行ってお話しし、教えていただきました。

コメントや質問が続き、盛り上がりましたが、時間になってお開きとなりました。

懇親会へと移動し、台湾の方といろんなお話ができました。ありがたかったです。

あすは二日目、第二セッションと第3セッションです。
最後の総合討論の司会をしなければなりません。
気が重いです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シンポジウムの始まる前に | トップ | 崔吉城先生のブログ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

研究」カテゴリの最新記事