AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

知ったかぶり

2007年01月23日 | どーでもいいこと
大学院修士課程に入学する前の1年、大学院浪人をしていました。
母校の愛知教育大学の聴講生という身分でした。研究生と違って、1単位いくら、という授業料でしたので、仕送りをしてもらうと共に、週末のアルバイトで生活をしていました。週末2日働いて、1か月約8万円でした。バブルの余波がありましたからね。

ま、それはさておき、

そのアルバイトの帰りの列車の中でのこと。

ロシア語を話している集団が同じ車両に乗り合わせていました。
で、高校生に列車の行き先を尋ねているらしいのですが、英語は全く通じないようです。
そのうち、地名を言い始めたので、おそらく、「○○へ行くか」と聞いているのであろうと推測したのです。

ん~、状況から推理する、さながらシャーロックホームズか、探偵コナン、というところでしょうか。

ま、誰でも分かるという話もあります。問題はココカラ。

ゴルゴ13って漫画があるでしょ?
あれ、古い巻ではソ連のKGBなんかが出てきて、その場面ではロシア語が単語レベルで出てきます。「はい」が「ダー」、「いいえ」が「ニエット」程度ですが。

そんなこんなで、その二つの単語しか知らないというのに、囲まれている高校生があまりにも気の毒だったのでそばに行って、

ダー

と言ったのです。

とたんに風向きが代わり、助けてあげた高校生はかなたへ走り去り、今度は僕がそのロシア語話者の集団に囲まれるという羽目に。

もう何を言っているのか全然分かりません。

そうこうしているうちに、その○○について、彼らは降りていったんですけどね。

うちの留学生も挨拶なんかは毎日練習していますから受け答えが流ちょうなんですが、その先の会話力がもう一息。
きっと僕と似たような目にいっぱい遭ってるんでしょうね。

ずいぶん昔の話ですが、昨日の夜、うちの妻と話をしているときに思い出したので、書いてみました。
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