AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

留学生の口頭能力テスト進行中

2013年07月31日 | 日本語教育
一対一で30分、いろんな話が聞けます。

OPIのインタビューをしていていいなあと思うのは、インタビュアーがコントロールしながらではあっても、自然なコミュニケーションを重ねながらレベルのチェックをしていけること。本当に聞きたいという態度を示しながら、こんなことが説明できるかなとか、こんな場面ではどう考えるのかな、とか、そんなことをたたみこんで聞いていきます。

メモを取ることもなく、対面の学生さんとの会話を重ねていきます。

今日も多くの学生さんの話を聞くことができました。

でも、学生さんと私の都合を照らし合わせたので、今日は5名という無茶な配置になっています。最後のインタビューはよくなかったなあ。

ミャンマーの学生さんからは、135ある民族それぞれの固有の習慣があるという話から、日本の人がこれからどんどん進出していくであろうミャンマーで、うっかりやったら悪い印象を与えることは何だろうかという話をしていきました。肩に手を置くことがだめだという習慣の民族だそうで、気軽に「お疲れっ!」って肩をたたくと、「なんだあの日本人」と思われることがあるということがわかりました。

右手では触ってはいけないだの、頭を撫でてはいけないだの、いろいろな文化があります。すべてを知ることは無理でも、せめて、その国で仕事をしようと考えているのであれば、少しはリサーチしてもいいと思うのですが、どうでしょうか。

こういう習慣を書いた本があるといいだろうなあ。

今教えているミャンマーの学生さんがみんな違う民族なので、おもしろいです。

それにしても、日本に留学してきたばかりのころは、比較的、聞きやすい日本語で話していたのに、日本人学生と遊ぶことが多い学生さんは、文で答えることができなくなっていたり、待遇表現が非常におかしくなってきていて、毎日の指導についての反省が若干あります。ペーパーテストではいい成績であってもなかなかねえ。

今週で私の担当の授業は終わります。

夏休み中に帰国してしまう半年留学の学生さんもいて、少しさびしくなりました。
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