AWA@TELL まいにち

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日本語教育学会 代議員会を振り返って

2018年11月27日 | 日本語教育
日本語教育学会の代議員会、今回も、テーマに沿って代議員がテーブルで議論をするというか、意見を出し合うという形で話が進められました。

いい方法だと思います。

日本語教員の資格、技能実習生をはじめとした外国人の受け入れ、日本語指導が必要な子どもの問題、日本語教育の世界が、今、大きな波を受けているというのは共通の認識だと思いました。


日本語教育の歴史を研究しているものとしては、

今、日本語教育に関わる私たちの行動は、10年後、50年後、100年後、歴史からどんな評価を受けるのだろうか、ということが気になり、

学会の財政の問題はあるにしても、やらなければならないことはやっておいたほうがいいのではないか、やっておいたほうがいいことは、やっておくべきではないのか、ということをお伝えして発言を終えました。


広く世界に意見を表明する手段は、インターネットの日常化と共に、広がり続けていますが、それだけに、受け手は非常に情報を選んでいます。

探さなければ目に付かない情報というのは、伝播する力が弱いわけで、そのあたりのバランスが重要なんでしょう。


戦前、植民地や占領地で日本語教育に関わっていた人たちが、日本語を教える技量のよしあしではなく、その前段階の、日本語を教育することの是非で、批判を受けることがある、ということを思えば、

今、発言する必要はあると思ったのです。


「言った」という自己満足に終わらないよう、どんな行動が取れるのか、いろいろ考えています。






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