AWA@TELL まいにち

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塾に通えぬ小中学生に公立塾??

2006年04月17日 | どーでもいいこと
塾に通えぬ小中学生に公立塾というニュース、ごらんになりましたか?

どうも方向性が違うような気がする。
ますます学校教育が崩壊するんじゃないんでしょうかね。

OBの活用、いい話だと思いますが、それなら思い切って15人以下の少人数クラスに切り替えてしまって、退職教員をどんどん採用したらいいと思います。というか、仕事が無くて困ってるんだから、若手の教職希望者をどんどん雇用すればいいと思うんですが、どうでしょう。

僕が小学生、中学生の頃、担任の先生はもちろん、他の教科の先生も、質問があったら気軽に職員室へ来いと言ってくださってましたし、実際、放課後に残って教えていただいたりしてました。
定期的に、長期にということになれば何かのフォロー(こどもにも先生にも)が必要だと思いますが、私立の塾に国が対抗してどうするんだろう?

学校教育だけでは足りませんって宣言したようなもんだ。

公立学校、ますます状態が悪くなりますよ。

学力格差を埋めよう、経済格差が学力格差につながらないように、負の循環が生じないようにしようという文部科学省の意図は非常に高く買います。これは50年後100年後を見た非常に重要な政策的視点です。

でも、それを達成するために出てくるのがこれ?

公学校教育を充実させていけばいいだけじゃん。
少人数クラス、それから、能力別クラス、それからそれから最後に補習クラス。

いきなり補習クラスから始めるということは、正規の学校教育の制度に入れたくないということでしょうなあ。一人の先生が40名近くの子供たち全員を見るというのは、もう今の時代には合いません。個性重視なら、個性がつかめるような人数でクラスを運営するべきです。
空き教室のある小学校、統廃合される小学校も多いでしょ?クラスの人数を半分にしたら、まだまだ活用できます。

こどもの数が減ってきたのをチャンスと思って教員を減らすんじゃなくて、チャンスと思って教育の質を高めていきましょうよ。税金を使うんですから。
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