AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

使ってこその言葉

2006年04月19日 | 日本語教育
昨日は久々にショックを受けました。

昨日の授業、学習項目は「ここ、そこ、あそこ、どこ」。

「これ、それ、あれ、どれ」を勉強しているので、それが場所に適用されるときと言うだけのこと、理解に問題はないのですよ。
文の構造自体もやさしいし。

どこで何をしくじったんだろう。

教室での練習が一段落してから、新蔵キャンパスから常三島キャンパスへ移動し、実際に日本人に声をかけて場所を聞くというタスクをしました。

あ、そうだ。

見知らぬ留学生に声をかけられても、丁寧に教えてくださった皆さん、ありがとうございました。 この場を借りて一言お礼を。

さてそのタスクですよ。

学内の地図を渡して、中国の学生がいるから紙には書かず、僕が探す場所を声だけで伝えます。学生はそれを聞いて、メモを取って出かけるのです。聞き方が悪くて、外へ出かけても通じなかったら、戻ってきて、もう一度僕に場所を聞き直すことになるんですが、ある一人の学生が、出発前に僕の所へ来て地図を見せながら一言!!!


先生、Where are we now?

なんじゃそりゃ!!

今朝から3時間近く、「ここは○○です」、「○○はどこですか」、とかさんざん練習してきたじゃない?

どうして

先生、ここはどこですか。

がいえないんだよぅ・・・・
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