AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

事前に言ってよぅ

2006年01月16日 | 日本語教育
 学生が調べて、まとめて発表をします。
 今期は、図書館の利用方法を講習していただいたことからもわかりますように、自分の必要とする資料を自分で調べて収集するという能力を伸ばそうとしています。あわせて、プレゼンテーションの能力もです。

 1回目の発表は、教員からお題を与えて、学生は資料を調べて発表しました。共通の知識を基盤にしていての発表ですから、日本語力の他は、話の間とか、アワーポイントの効果的な利用方法、等という所しか違いが出ませんでした。日本語力の違いは、共通の基盤に基づいて観察するとよくわかりますね。
 2回目の発表は、自分でテーマを考えて、それについて調べての発表です。すると、1回目のように共通の知識という基盤がないので、人によっては、その人しか知らない話のその最先端の話とか、隠された逸話という物の紹介になったりします。わざわざ「隠さ」なくても知らないんだよ、こっちはとつっこみたくなるようなこともあります。

 学会発表の時にココに書いたんですが、聞く人と話す人の間にある情報量の格差をいかにして埋めるかが肝心です。今から、何を話すのか。そのテーマをどのように絞っていくのか、等です。それがうまくできるかどうか、それがポイントになってくるかもしれません。

 発表にいろいろな機材を使います。僕も使ったことのない機械を自前で持ち込む学生もいます。自分で使えるのならいいんだけど、初めてだったら、事前に連絡してくださいね。こちらも準備したり、試してみたりしなくちゃ。
 教室に来て○○が使いたい、といきなり言われても困ってしまいます。

 多くは望みませんが、身のある発表にしたければ、事前に発表原稿などを持ってきておいた方がいいですよ。わざわざ言うことじゃないと思っていましたが、どうなんでしょうか。

 もうすぐ授業が終わります。
 最後にそういった話をしようかなあ。他の授業の発表でもそんなカナと思うと、ちょっと心配です。
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