AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

韓国調査-三日目(8月20日)

2007年08月23日 | 研究
3日目。
40人乗りのバスに乗り込み、麗水へ向かいます。どういうわけかガイドの方がついています。
午前7時半の出発です。
荷物を二つホテルに預けて、身軽になって出発しました。

高速道路に乗って、まずは巨済島に向かいます。
ここは、植民地時代に入佐村という日本人の開いた漁村があったところにあたります。鯖漁が盛んで、数千人規模の町だったということですが、漁法や漁船の発達で漁場が沿岸から遠洋に移るようになり、寂れてしまったとのことでした。
現地までおよそ4時間。途中に寄ったパーキングエリアは、10年前とはすっかり違って、とても綺麗になっていました。日本のパーキングエリアのほうが汚いですよ、あれ。



 ま、それはともかく、パーキングエリアでは、大好物のホドカジャ(胡桃菓子)を買いました。人形焼みたいなものに胡桃が混ぜてあって、餡が入っているお菓子です。韓国にいるときはよく買いました。



 巨済に到着後、お昼ご飯を食べてから、昔神社があったというところを見に行きました。ちょっとした石段です。いつもの僕だったら、見ただけで「やめよう」というのですが、グループの中で最年少なものですから、そんなわがままは通じません。急な石段を上まで上りました。




コジェに残る日本の家屋

が、実はそこが終点ではなく、そこからまた曲がって、上に続く石段があったのです。石段をどんどん登ります。石段は途中でなくなり、獣道のような坂道を上ると、また石段が現れます。地元の型の畑の中を縫うように上っていくと、8畳程度の広場がありました。ここも畑です。

神社跡

上りきると、なんと、道路が通っていたのですよ、アスファルト舗装の。
バスにここまで迎えに来てもらうように連絡をして、神社の痕跡をみんなで探していたところ、そこの畑の持ち主らしい男性が出てきて、神社は先ほどの8畳ほどの広場にあったと教えてくれました。ここでどんな話をしたかは、また後日発行されるニュースレターにて。



バスに乗り込み、巨済漁村民俗展示館へ行きました。



ここでは、漁船、漁法、漁具の発達を見ることができました。



その後、麗水へ向かって出発しました。
巨済島までは、バスの中で機能の報告会に基づいたいろいろな話をしたため、寝る暇がなかったのですが、巨済島から麗水へ向かうバスの中では、しっかり寝ていました。



麗水到着は、ほぼ予定通りの午後6時ごろ。
麗水で一番いいホテルといわれているところに投宿しましたが、部屋がね、贅沢なんですよ。ベッドが二つ、そのうち一つはダブルベッドで、テレビも大型のものが二つありました。厄介なのが、部屋の明かり、空調、テレビにいたるまですべてがひとつのリモコンで操作できるらしいのですが、反応してくれないものがあって、なんか部屋のメインの明かりがつかず、薄暗い中ですごしました。



6時半から食事、7時から研究会のスタートです。麗水の歴史をまとめた83歳の李鶏有氏、海苔に関する研究をなさっていたこちらも同じく83歳の元群山大学教授の樹奐氏がおいでになり、お話を伺いました。ここの内容も、またニュースレターで。
終了は午後9時半ごろ。部屋に戻って休みました。
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