AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

生きた言語、ってやっぱりやっかい

2017年03月19日 | 日本語教育
あるオンラインゲームをしていて、

まあ、チャットなどはいろんな言語が飛び交うのですが、

同じゲームの中のチームがいろいろあって、

最初に入ったチームは、リーダーがアメリカ人だったようなのですが、

ルールがよくわからず遊んでいたら、ある日、「貢納がないから」という理由で追い出されまして(笑)、

次に入ったチームは、リーダーがイギリス人のようなのですが、

こちらは、「貢納」をきちんとしていて今のところ平穏。


ただねえ、チャットが英語なもので、まあ、厄介。

だって、スラングが飛び交い、ゲームの中の特有の語彙が飛び交い、辞書を引いても、オンライン翻訳使っても「?」ということも多々。

そのたびに、「さっきの〇〇ってなに?」と聞いては教えてもらっています。

厄介なのは、略語であったり、単なる挨拶なのに内容があると思ってしまうとき。


「How do you feel.....home?」と来られた時には、我が家の居心地か、と思ってどうこたえようかと悩んだんですが、

こちらが尋ねたら、「いや、うちのチームのことだよ」という返事。

つい最近解決したのは、「m8」という語彙。

「mate」だったのね、単に。声に出してやっとわかって、さっき、ネットで調べたら、そう解説してあった。


私たちが普段本でお目にかかるものにこんなものはなく、また、英語圏の方と話をしていても、それなりの語彙と文法で、また、場面に依存した話題が多いから、苦労しないんだよね。

場面に依存していない話がこれほど厄介だとは、あらためて認識しなおしました。


参加時の名前が漢字で、ほかのメンバーから、「読めない、なんだこれ」とずいぶん言われています。

また、特定の国のチームから集中して攻撃を受けるという、変な国際感覚が身につきました。


最初は、某大好きな国の名前にしていたら、実際の隣国のメンバーからしつこく攻撃を受けたり、その国の人からその国の言語でチャットされたりと、それも面白い経験でした。


まあ、しばらくぶりに覗いたらコテンパンにたたかれていることもあり、ま、それは織り込み済みなのですが、いろいろ面白い経験をしています。
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