「ホームレスの仕事を作り自立を応援する」とうたっている「THE BIG ISSUE」、もう何年も前から、このブログで時折取り上げていますが、
350円の雑誌のうち、180円が販売者の収入になるというシステム。
毎号買う、と決めると負担感が出てくるので、売っている人を見かけたら買う、という気持ちで過ごしています。
この前は、学習院大学へ行こうというときに、駅前で売っている方がいて求めましたが、
今回は、久屋大通、地下鉄の入り口で売っている方がいらっしゃいました。
暖かだったので、15分くらい、おしゃべりしてたんですけどね、東京で売っていたけど名古屋にやってきた、ということを話されていました。
で、「今号は、特集が面白いよー」ということで、買ってから地下鉄の移動中、わくわくして特集を読みました。
今号の特集は、「どこにもない食堂」。
見開きの記事は、ネット上でも読めますから、上のリンクから是非。
「未来食堂」(東京・神保町)、「コムカフェ(comm cafe)」(大阪・箕面)、「irodori」(東京・渋谷神宮前)、「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」(東京・文京区本郷)が取り上げられています。どれも、とても個性的で面白い試み、東京と大阪のお店ばかりですが、取り組まれている内容を見ると、経営が成り立つにはそれなりの規模の町ではないと無理だろうと思われ、名古屋はまだまだこういう土台はないだろうなあと少し斜に読んでしまいました。
「未来食堂」さんは、50分の手伝いで一食分が無料になるシステム、「ただめし」券は入り口に貼っておいて他の人に譲ることも可能というのが面白いですが、〝誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所〟というコンセプトもいいなあと。「コムカフェ」さんは、外国人市民が交代でシェフになって多文化な料理が食べられるという場所。シェフが日替わり、というのが面白いですし、話題も生まれそうです。これなら名古屋でもいけるかも。「irodori」さんはLGBTの方たちが働くお店。気づかないだけだと思うけど、周りにそれとわかる人がおらず、今一つイメージができないのですが、ありたい自分であることができる場所というのは、とても重要だと思っています。そして、最後のお店がまた楽しい。「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」さんは、なんと、手話が公用語。聾の方が接客していらっしゃるとのこと。
朝日新聞の連載だったかな、聾の方は敬語の習得が困難で一般企業では言葉遣いで大変な思いをする、という記事を読んだことがあります。
あの記事で、聾の方の言葉が、私の普段の考えと一致していてる部分もあって興味深かったのです。
英語を小学校で学ぶことも大切かもしれないけど、まず、普段の生活で接する隣人としての視覚障害を持っていらっしゃる方や聾唖の方とのコミュニケーションのため、手話と点字は、義務教育で扱うべきだ、ということ。
ま、それはそれとして、
この食堂の記事で自分がいいなあと思ったのは、自分の居場所を見つけられる場所である、ということ。自分がありたい自分のままで受け入れられる場所、他者から上下関係による干渉受けない場所、そんな場所が町にあるということがとても素晴らしいと思ったんですよ。
そんな「いいな」が詰まっていた特集号だったので、売っていたおじさんに感謝です。
350円の雑誌のうち、180円が販売者の収入になるというシステム。
毎号買う、と決めると負担感が出てくるので、売っている人を見かけたら買う、という気持ちで過ごしています。
この前は、学習院大学へ行こうというときに、駅前で売っている方がいて求めましたが、
今回は、久屋大通、地下鉄の入り口で売っている方がいらっしゃいました。
暖かだったので、15分くらい、おしゃべりしてたんですけどね、東京で売っていたけど名古屋にやってきた、ということを話されていました。
で、「今号は、特集が面白いよー」ということで、買ってから地下鉄の移動中、わくわくして特集を読みました。
今号の特集は、「どこにもない食堂」。
見開きの記事は、ネット上でも読めますから、上のリンクから是非。
「未来食堂」(東京・神保町)、「コムカフェ(comm cafe)」(大阪・箕面)、「irodori」(東京・渋谷神宮前)、「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」(東京・文京区本郷)が取り上げられています。どれも、とても個性的で面白い試み、東京と大阪のお店ばかりですが、取り組まれている内容を見ると、経営が成り立つにはそれなりの規模の町ではないと無理だろうと思われ、名古屋はまだまだこういう土台はないだろうなあと少し斜に読んでしまいました。
「未来食堂」さんは、50分の手伝いで一食分が無料になるシステム、「ただめし」券は入り口に貼っておいて他の人に譲ることも可能というのが面白いですが、〝誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所〟というコンセプトもいいなあと。「コムカフェ」さんは、外国人市民が交代でシェフになって多文化な料理が食べられるという場所。シェフが日替わり、というのが面白いですし、話題も生まれそうです。これなら名古屋でもいけるかも。「irodori」さんはLGBTの方たちが働くお店。気づかないだけだと思うけど、周りにそれとわかる人がおらず、今一つイメージができないのですが、ありたい自分であることができる場所というのは、とても重要だと思っています。そして、最後のお店がまた楽しい。「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」さんは、なんと、手話が公用語。聾の方が接客していらっしゃるとのこと。
朝日新聞の連載だったかな、聾の方は敬語の習得が困難で一般企業では言葉遣いで大変な思いをする、という記事を読んだことがあります。
あの記事で、聾の方の言葉が、私の普段の考えと一致していてる部分もあって興味深かったのです。
英語を小学校で学ぶことも大切かもしれないけど、まず、普段の生活で接する隣人としての視覚障害を持っていらっしゃる方や聾唖の方とのコミュニケーションのため、手話と点字は、義務教育で扱うべきだ、ということ。
ま、それはそれとして、
この食堂の記事で自分がいいなあと思ったのは、自分の居場所を見つけられる場所である、ということ。自分がありたい自分のままで受け入れられる場所、他者から上下関係による干渉受けない場所、そんな場所が町にあるということがとても素晴らしいと思ったんですよ。
そんな「いいな」が詰まっていた特集号だったので、売っていたおじさんに感謝です。