今日のメインイベントは午後から、ということで、午前中は福生を歩きました。
福生といえば、米軍基地。
横田基地です。
山口県にも岩国米軍基地がありますが、身近ではなく、いまいちイメージがわきません。
防府には航空自衛隊の基地が二つもあるのですが、これもわざわざ行くところでもなく、あまりなじみがないのが正直なところ。
でも、横田基地は思いっきり福生駅から徒歩圏内。
近づくと、並ぶお店もアメリカっぽくなっていくのが興味深かったです。
もう一つ、福生といえば、旧赤線地域があります。
明るいうちに行ってもあまり雰囲気はわからず、かといって、さっき、午後6時を回ったから行ってみようと出かけてみたのですが、これといって気が付くようなこともなく、素通りして帰ってきました。
何の予備知識もなくいくとこんなもんでしょう。
ただ、外国にルーツを持つ子供たちが、教育を受ける機会を逸してしまうと、こういう飲み屋街がすぐそばにあるだけに、とりあえず食べていくためにそこに足を踏み入れる、という話を聞いていて、少し様子が分かるかな、と思って行ってみたのですが、すみません、何もわかりませんでした。
そうこうしているうちに、背中が猛烈に張って痛くなって首も回らないような感じになってしまい、あえなく、駅前のマッサージ店に。60分で2900円。
午後からのメインイベントに遅れないかとドキドキしましたが、間に合いました。
今日のメインイベントは、冒頭のもの。
4月、小学校に入学するお子さんをお持ちの外国籍の保護者を集めての説明会。
今回お世話になっているNPO法人青少年自立援助センターさんがなさっているものです。
そうか、東京オリンピックがあるんだっけ、と思わせるポスターも学校の中にはありました。
スポーツはもちろん、こういうのも嫌いなので、無関心なのですが、名古屋の学校にはあったっけ、この手のポスター。
説明会では、フランス語、中国語、スペイン語、と、通訳の方がそばについて、説明を一つ一つ訳して保護者の方に伝えていきます。
質の高い通訳の方をそろえるのも大変なこと。
今日は2回目で、
「学校を休む時」「遅刻するとき」「衛生管理」「給食」「登下校」「入学式」「休校になるとき」などのお話がありました。
このうち、「学校を休む時」「遅刻するとき」の部分では、実際に学校に電話をかけてみるロールプレイや、連絡帳に欠席届を書く練習なども盛り込まれており、ポイントをおさえたガイダンスだったなあと思いました。
使用されたテキストには、愛教大で作った「小学校ガイドブック」も引用していただけていました。
保護者の方がガイダンスに出ている間、お子さんたちは別室で、40分程度の時間で区切って学校の疑似体験。
おやつの時間があったり、図工の時間があったり、国語の時間があったり、スタッフの皆さんの工夫で、楽しそうな声が聞こえていました。
ガイダンスを見ながら、すごいなあ思うのは、表面的な活動に終わらないように、講師の先生が場面を設定しながら具体的にお話をされるという形をとられていること。
そして、学校への連絡が、結構高いハードルだということも、参加された方の作業の様子を見て強く感じました。
実際の場面ではもっとハードルを下げられる方法を考える必要があるのかもしれません。
しつこいですが、重要なのは、知識の伝達で終わらないこと、ロールプレイなどを駆使して使えるようにしていくことです。
これは、普段の日本語の授業でも同じこと。
NPOの方からは、アフリカ系の方が増えている背景があるため、フランス語版のガイドブックがあると助かります、とコメントをいただきました。
そうか、そういうこともあるか、と思いつつ、愛知県だったら、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、タガログ語に続く言語と言ったら何だろう。
ベトナム語かな、ネパール語かな、タミール、ベンガル、ウルドゥ、いろいろ考えましたが、フランス語は優先順位は低いかも。
地域差は確かにありますね。それに、英語版があればなんとかなるというのは、英語を勉強する学歴を持つ人たちであって、そういう方々ばかりではないのが実情ですし。
欠席や早退、遅刻のメッセージを連絡帳に書く作業をしましたが、
「体育を見学します」
というのも、重要なメッセージだということで、追加で指導されていました。重要ですよね。
給食のコーナーで、アレルギーや宗教的な忌避食品についての説明もありました。
ガイドブックに、エペリンのこと、触れていなかったなあということに気付き、改訂版を出すときには、触れたほうがいいのかもしれないと考えています。大学に戻ったら、スタッフに伝えておこう。
こんな感じで、実際に使っていただいている場面を見ると、思いつくものが結構ありました。ありがたいことです。
先日、大学で行われた藤田保健衛生大学との共同研修で、養護教諭の方を集めたエペリンの講習がありましたが、端っこに座って一緒に聞いていました。エペリン、今では用語の先生以外でも使ってもいいことになっているとかで、積極的に関与する必要があるというお話もあり、保護者の方からアレルギーの有無を確認したら、エペリンを持ってきているかどうか、どこに持っているのか、などの情報も把握しておく必要があるんだろう、と思うようになったわけです。
まあ、なんというか、いろんなことを考えた一日でした。
これで背中の痛みがなければ、最高なんだけどな。
膝もなんか、痛いし。気が緩んだのかなあ、熱っぽくもある。
ま、愚痴はさておき、とても充実した一日でした。
晩御飯は、福生駅前の西友のお弁当を買ってきてホテルで食べています。
いろいろ仕事が溜まっていますが、月曜日、火曜日の自分を信じることにします。
明日も、楽しみにしているイベント。
今回は、付きまとっているような感じで、行事に立て続けに見学参加させていただいています。
ありがとうございました。
福生といえば、米軍基地。
横田基地です。
山口県にも岩国米軍基地がありますが、身近ではなく、いまいちイメージがわきません。
防府には航空自衛隊の基地が二つもあるのですが、これもわざわざ行くところでもなく、あまりなじみがないのが正直なところ。
でも、横田基地は思いっきり福生駅から徒歩圏内。
近づくと、並ぶお店もアメリカっぽくなっていくのが興味深かったです。
もう一つ、福生といえば、旧赤線地域があります。
明るいうちに行ってもあまり雰囲気はわからず、かといって、さっき、午後6時を回ったから行ってみようと出かけてみたのですが、これといって気が付くようなこともなく、素通りして帰ってきました。
何の予備知識もなくいくとこんなもんでしょう。
ただ、外国にルーツを持つ子供たちが、教育を受ける機会を逸してしまうと、こういう飲み屋街がすぐそばにあるだけに、とりあえず食べていくためにそこに足を踏み入れる、という話を聞いていて、少し様子が分かるかな、と思って行ってみたのですが、すみません、何もわかりませんでした。
そうこうしているうちに、背中が猛烈に張って痛くなって首も回らないような感じになってしまい、あえなく、駅前のマッサージ店に。60分で2900円。
午後からのメインイベントに遅れないかとドキドキしましたが、間に合いました。
今日のメインイベントは、冒頭のもの。
4月、小学校に入学するお子さんをお持ちの外国籍の保護者を集めての説明会。
今回お世話になっているNPO法人青少年自立援助センターさんがなさっているものです。
そうか、東京オリンピックがあるんだっけ、と思わせるポスターも学校の中にはありました。
スポーツはもちろん、こういうのも嫌いなので、無関心なのですが、名古屋の学校にはあったっけ、この手のポスター。
説明会では、フランス語、中国語、スペイン語、と、通訳の方がそばについて、説明を一つ一つ訳して保護者の方に伝えていきます。
質の高い通訳の方をそろえるのも大変なこと。
今日は2回目で、
「学校を休む時」「遅刻するとき」「衛生管理」「給食」「登下校」「入学式」「休校になるとき」などのお話がありました。
このうち、「学校を休む時」「遅刻するとき」の部分では、実際に学校に電話をかけてみるロールプレイや、連絡帳に欠席届を書く練習なども盛り込まれており、ポイントをおさえたガイダンスだったなあと思いました。
使用されたテキストには、愛教大で作った「小学校ガイドブック」も引用していただけていました。
保護者の方がガイダンスに出ている間、お子さんたちは別室で、40分程度の時間で区切って学校の疑似体験。
おやつの時間があったり、図工の時間があったり、国語の時間があったり、スタッフの皆さんの工夫で、楽しそうな声が聞こえていました。
ガイダンスを見ながら、すごいなあ思うのは、表面的な活動に終わらないように、講師の先生が場面を設定しながら具体的にお話をされるという形をとられていること。
そして、学校への連絡が、結構高いハードルだということも、参加された方の作業の様子を見て強く感じました。
実際の場面ではもっとハードルを下げられる方法を考える必要があるのかもしれません。
しつこいですが、重要なのは、知識の伝達で終わらないこと、ロールプレイなどを駆使して使えるようにしていくことです。
これは、普段の日本語の授業でも同じこと。
NPOの方からは、アフリカ系の方が増えている背景があるため、フランス語版のガイドブックがあると助かります、とコメントをいただきました。
そうか、そういうこともあるか、と思いつつ、愛知県だったら、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語、タガログ語に続く言語と言ったら何だろう。
ベトナム語かな、ネパール語かな、タミール、ベンガル、ウルドゥ、いろいろ考えましたが、フランス語は優先順位は低いかも。
地域差は確かにありますね。それに、英語版があればなんとかなるというのは、英語を勉強する学歴を持つ人たちであって、そういう方々ばかりではないのが実情ですし。
欠席や早退、遅刻のメッセージを連絡帳に書く作業をしましたが、
「体育を見学します」
というのも、重要なメッセージだということで、追加で指導されていました。重要ですよね。
給食のコーナーで、アレルギーや宗教的な忌避食品についての説明もありました。
ガイドブックに、エペリンのこと、触れていなかったなあということに気付き、改訂版を出すときには、触れたほうがいいのかもしれないと考えています。大学に戻ったら、スタッフに伝えておこう。
こんな感じで、実際に使っていただいている場面を見ると、思いつくものが結構ありました。ありがたいことです。
先日、大学で行われた藤田保健衛生大学との共同研修で、養護教諭の方を集めたエペリンの講習がありましたが、端っこに座って一緒に聞いていました。エペリン、今では用語の先生以外でも使ってもいいことになっているとかで、積極的に関与する必要があるというお話もあり、保護者の方からアレルギーの有無を確認したら、エペリンを持ってきているかどうか、どこに持っているのか、などの情報も把握しておく必要があるんだろう、と思うようになったわけです。
まあ、なんというか、いろんなことを考えた一日でした。
これで背中の痛みがなければ、最高なんだけどな。
膝もなんか、痛いし。気が緩んだのかなあ、熱っぽくもある。
ま、愚痴はさておき、とても充実した一日でした。
晩御飯は、福生駅前の西友のお弁当を買ってきてホテルで食べています。
いろいろ仕事が溜まっていますが、月曜日、火曜日の自分を信じることにします。
明日も、楽しみにしているイベント。
今回は、付きまとっているような感じで、行事に立て続けに見学参加させていただいています。
ありがとうございました。