AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

親子日本語教室

2008年04月26日 | 日本語教育
学生のボランティア活動です。

地域在住の日本語非母語話者のみなさんが大学に集まって、学生ボランティアの日本語の授業を受けています。子どもたちは、算数や漢字などを別の教室で、これもまた学生ボランティアが工夫をして一緒にやっています。

日本語の授業のほうね、ときどき覗いてみてたのですが、楽しい授業にしようとみんな一生懸命です。練習場面を見ることが多く、導入や説明の場面にたまたま出くわさなかったので、どんな導入をして、どんな説明をしているのかが結局わからなかったのが残念。次回に回します。

ただ、どのレベルも、授業を受けている人達は20名前後で、クラス運営は大変だろうなあと感じました。教室の大きさを適切に処理できないと、せっかく作った教材が見えなかったりしますからね。それはまたおいおいと解決していくことなんでしょう。

僕が20年前、この愛知教育大学に入学した時、日本語教育コースは創設されて2年目でした。最初のガイダンスの際に、愛知県は企業の関係で、在住外国人が増えるであろうということ、それにともなって、外国籍児童も増えてくるだろうから、教員免許を持って、小中学校で教壇に立つ資格を持ちながら、日本語教育も可能な人材を養成する、という話を聞いておりました。恥ずかしながら、私も英語の2種免許を持っています。1種じゃなくて2種なのは、英文学をあと2単位とるのがつらくて逃げたからです(笑)

ま、それはそれとして、そういう先見の明があったわけですな。

でも、僕が卒業するころまで、こういう問題は、僕が知らないだけかもしれませんが、それほど大きくなりませんでした。バブルの時期に、労働、研修の形で来日する方は増えましたが、やはり、ある程度の生活の基盤を作ってからでなければ、家族、特に子供は呼び寄せないのでしょうね。僕が卒業して数年後から、外国籍児童生徒の数は伸び始めたようです。

今日、子供たちは、折り紙やペーパークラフトでこいのぼりを作って、粽を食べて、ご機嫌で帰って行きました。

ひとつひとつ、手作りの活動ですが、参加している学生が日本語教育専攻の学生だけではなく、さまざまな専攻の学生だということが、とても心強く、うれしくもあります。

自分が学生時代にできなかったことをやっている今の学生の姿を見ると、頭が下がりますよ、本当に。
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