日本の戦時下ジョーク集 太平洋戦争篇 (中公新書ラクレ) | |
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笑っていいともが終わって、ふと。
お笑い芸人の皆さんが、時局を慮ってネタを考えなければならない時代というのは、何とも言えず恐ろしいものです。
今も、すでに、周りの雰囲気が、自由な発言を許さないような場面があるように思います。
お笑い好きの一人として、二度とこんな時代が来ないようにと思うのです。
この当時生きてきた芸人さんたち、きっとほかに話したいこと、演じたいことがあったはず。
自分のしたいことができないというのがどれほどつらいことか。
そんなことを思いながら読むと、笑いも湿ったものになりがちです。
でも、そんな時代で一生懸命、明るい気持ちにしようと努力していた方々の様子を知ると、それはそれで力づけられる部分もあります。