日本語教授法の授業。
オーディオリンガルメソッド、サイレントウェイ、TPRといろんな語学教授法の話をしているのですが、「覚える」ってなんだろうね、という話題に。
認知の研究をしているわけではないので、適当なことを言っているのかもしれませんが、結局は、思い出すきっかけをどれだけ多種多様に準備できるか、ということじゃないかと考えています。
うちのはるどんの話。
中間テストの社会で、あり得ない点数をはじき出したはるどん。
聞くと、試験範囲を間違えていたとか。
ヨーロッパと、アメリカと、アフリカ、の地理が範囲なのに、ヨーロッパしかしてなかった。
三分の二をやっていないというのはあり得ないのですが、授業ではやっているわけで、なんでこんなことに、と。
ヨーロッパは完璧なのよ、とはるどん。
妻が、
チューリップで有名な国は?
という問いをシャレで投げかけて見たら、なんとはるどん、
固まりました。
続いて、風車で有名、土地が低い、海を埋め立てて国土を広げた、自転車での交通が発達、など、教科書や資料集を見ながら妻が質問をします。
でも、はるどんは、微動だにしません。
お父ちゃんが、ターヘルアナトミアってあったよな、というとはるどんは少し気を取り戻し、
うん、解体新書、
と答えます。解体新書は江戸時代のどんな学問の中で書かれたのかな、というと、若干固まった後で
蘭学。
という答えが。そして、蘭学の蘭ってどこの国 という質問でようやくオランダという国名にたどり着きました。
彼女の記憶の中で、オランダという国は、「蘭学の蘭」というタグ、引き出しのつまみしかないんですよ。
質問が引き出しのつまみで、引き出したら覚えているものが出てくる、というのが記憶だと思うんだけど、どうなんだろう。
外国語でも、場面や会話の流れ、聞きてと自分との関係、というのが全てつまみになるんですよ。
語彙だけ覚えても使えないのは、意味でしかつまみがないからじゃないかと。
そんな話を授業中に話したのですが、その話を聞いたはるどん、機嫌が悪くなってあまり口を聞いてくれなくなりました。
寂しいです。
オーディオリンガルメソッド、サイレントウェイ、TPRといろんな語学教授法の話をしているのですが、「覚える」ってなんだろうね、という話題に。
認知の研究をしているわけではないので、適当なことを言っているのかもしれませんが、結局は、思い出すきっかけをどれだけ多種多様に準備できるか、ということじゃないかと考えています。
うちのはるどんの話。
中間テストの社会で、あり得ない点数をはじき出したはるどん。
聞くと、試験範囲を間違えていたとか。
ヨーロッパと、アメリカと、アフリカ、の地理が範囲なのに、ヨーロッパしかしてなかった。
三分の二をやっていないというのはあり得ないのですが、授業ではやっているわけで、なんでこんなことに、と。
ヨーロッパは完璧なのよ、とはるどん。
妻が、
チューリップで有名な国は?
という問いをシャレで投げかけて見たら、なんとはるどん、
固まりました。
続いて、風車で有名、土地が低い、海を埋め立てて国土を広げた、自転車での交通が発達、など、教科書や資料集を見ながら妻が質問をします。
でも、はるどんは、微動だにしません。
お父ちゃんが、ターヘルアナトミアってあったよな、というとはるどんは少し気を取り戻し、
うん、解体新書、
と答えます。解体新書は江戸時代のどんな学問の中で書かれたのかな、というと、若干固まった後で
蘭学。
という答えが。そして、蘭学の蘭ってどこの国 という質問でようやくオランダという国名にたどり着きました。
彼女の記憶の中で、オランダという国は、「蘭学の蘭」というタグ、引き出しのつまみしかないんですよ。
質問が引き出しのつまみで、引き出したら覚えているものが出てくる、というのが記憶だと思うんだけど、どうなんだろう。
外国語でも、場面や会話の流れ、聞きてと自分との関係、というのが全てつまみになるんですよ。
語彙だけ覚えても使えないのは、意味でしかつまみがないからじゃないかと。
そんな話を授業中に話したのですが、その話を聞いたはるどん、機嫌が悪くなってあまり口を聞いてくれなくなりました。
寂しいです。