日本語の初級のクラス。
最初に、簡単な日本語でウォーミングアップをしつつ、学習者さんの日常生活から、授業のネタやら、生活の愚痴やら、危険なことにかかわっていないか、などを探るのですが、
先日のこと。
「朝ごはん、食べましたか?」
「はい、食べました」
「何を食べましたか?」
「パンと、卵を食べました」
という、ありきたりのやり取りをしていたのですが、学習者さんがみんな「パンと卵」と答えるので、面白くなくて、
よし、今日は卵の料理を少し語彙で加えてやろう、と心に決めて、
「卵は、どんな料理ですか? (イラストと動作で)フライド? (イラストと動作で)ボイル?」
「フライド!!」
「そうですか、フライドですか。それ、目玉焼きといいます」
「目玉焼き」
「はい、そうです。繰り返して言いましょう。目玉焼き!」
「目玉焼き!」
「わかりましたか?」
「はい、目玉焼き!」
という、ほほえましい授業風景。
翌週のこと、
「朝ごはんを食べましたか」
「はい、食べました」
「何を食べましたか?」
「パンと目玉焼きを食べました」
内心、教えたことが使えるようになっていて自己満足していたのです。
さらに翌週。
「朝ごはんを食べましたか」
「はい、たべました」
「何を食べましたか?」
「パンとポテトを食べました」
「ポテトですか? 料理はなんですか?」
と尋ねたら、予想を超えた返事が。
目玉焼き!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ああ、「フライド」の日本語が「目玉焼き」だと思ったのね。
フライドポテトか。なるほど。
と、理解が追い付くまでの時間の長かったこと。
「わかりましたか?」 「はい」 のやりとりほど、意味がないものはない、と改めて実感。
誤解してたって、納得したら「わかりました」っていうもんね。
今年のクラスは、とても楽しいです。こんなことばっかりだけどね。
最初に、簡単な日本語でウォーミングアップをしつつ、学習者さんの日常生活から、授業のネタやら、生活の愚痴やら、危険なことにかかわっていないか、などを探るのですが、
先日のこと。
「朝ごはん、食べましたか?」
「はい、食べました」
「何を食べましたか?」
「パンと、卵を食べました」
という、ありきたりのやり取りをしていたのですが、学習者さんがみんな「パンと卵」と答えるので、面白くなくて、
よし、今日は卵の料理を少し語彙で加えてやろう、と心に決めて、
「卵は、どんな料理ですか? (イラストと動作で)フライド? (イラストと動作で)ボイル?」
「フライド!!」
「そうですか、フライドですか。それ、目玉焼きといいます」
「目玉焼き」
「はい、そうです。繰り返して言いましょう。目玉焼き!」
「目玉焼き!」
「わかりましたか?」
「はい、目玉焼き!」
という、ほほえましい授業風景。
翌週のこと、
「朝ごはんを食べましたか」
「はい、食べました」
「何を食べましたか?」
「パンと目玉焼きを食べました」
内心、教えたことが使えるようになっていて自己満足していたのです。
さらに翌週。
「朝ごはんを食べましたか」
「はい、たべました」
「何を食べましたか?」
「パンとポテトを食べました」
「ポテトですか? 料理はなんですか?」
と尋ねたら、予想を超えた返事が。
目玉焼き!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ああ、「フライド」の日本語が「目玉焼き」だと思ったのね。
フライドポテトか。なるほど。
と、理解が追い付くまでの時間の長かったこと。
「わかりましたか?」 「はい」 のやりとりほど、意味がないものはない、と改めて実感。
誤解してたって、納得したら「わかりました」っていうもんね。
今年のクラスは、とても楽しいです。こんなことばっかりだけどね。