3年生の実習。
この日、「○○したことがあります」という文型を扱いました。
「経験」を表す表現だということを、媒介語を使わず、例文やシチュエーションから気づかせようという前提で、教案をいろいろ考えてきてくれます。
教員が「○○したことがあります」をきちんと分析できていれば、的確な例文が複数示せるわけですし、学習者の気づきで学んだことは、教えられたことよりも定着がいいということもあり、ずーっと、こんな形で実習の指導をしているのですが、
今回は、「板書」について、盲点があったと反省。
いや、小中学校での教育実習であれば、「指導案」の中に「板書計画」というものが入るのが通常なのですが、
消したり、動かしたりが多いので、板書については、おおよその話しか聞いていなかったのです。
ああ、誤解を避けるとすれば、板書計画を丁寧に作ってくる学生さんもいて、この段階では板書はこうなっています、みたいなことを言ってくれる学生さんには、それに対応した指導をしています。
今回は、
( た 形 )ことがあります。
と板書していたんです。
板書に至るまでに、今日の学習項目が経験を言う表現であるということを理解させ、
動詞の「た形」を作る練習をカードを使って行い、
次に、「た形 + ことがあります」を機械的に作るドリルを始めたんですよ。
実習生さんは、教壇で緊張の面持ち。
ドリルをしている様子を見ていると、何か、ほかの学習者と違う発言をしている人がいる。
実習生さんは気づかない。
誰だ~?と思いつつ、学習者さんの一人一人の後ろに立つと、ある一人が、
「食べます!」
「たべたけい ことがあります」
「飲みます!」
「のんだけい ことがあります」
と、「た形」の「けい」まで、一緒に行っていることが判明。
授業をいったんストップしてもらい、形の確認作業をしてもらいました。
日本語の先生を始めて20年近いのですが、こんなのは初めて。
と、妻に話したら、妻は結構経験しているとかで、まだまだ知らないことは多いなーと思ったのでした。
予想の斜め上、とは毎度のことではあるのですが。
この日、「○○したことがあります」という文型を扱いました。
「経験」を表す表現だということを、媒介語を使わず、例文やシチュエーションから気づかせようという前提で、教案をいろいろ考えてきてくれます。
教員が「○○したことがあります」をきちんと分析できていれば、的確な例文が複数示せるわけですし、学習者の気づきで学んだことは、教えられたことよりも定着がいいということもあり、ずーっと、こんな形で実習の指導をしているのですが、
今回は、「板書」について、盲点があったと反省。
いや、小中学校での教育実習であれば、「指導案」の中に「板書計画」というものが入るのが通常なのですが、
消したり、動かしたりが多いので、板書については、おおよその話しか聞いていなかったのです。
ああ、誤解を避けるとすれば、板書計画を丁寧に作ってくる学生さんもいて、この段階では板書はこうなっています、みたいなことを言ってくれる学生さんには、それに対応した指導をしています。
今回は、
( た 形 )ことがあります。
と板書していたんです。
板書に至るまでに、今日の学習項目が経験を言う表現であるということを理解させ、
動詞の「た形」を作る練習をカードを使って行い、
次に、「た形 + ことがあります」を機械的に作るドリルを始めたんですよ。
実習生さんは、教壇で緊張の面持ち。
ドリルをしている様子を見ていると、何か、ほかの学習者と違う発言をしている人がいる。
実習生さんは気づかない。
誰だ~?と思いつつ、学習者さんの一人一人の後ろに立つと、ある一人が、
「食べます!」
「たべたけい ことがあります」
「飲みます!」
「のんだけい ことがあります」
と、「た形」の「けい」まで、一緒に行っていることが判明。
授業をいったんストップしてもらい、形の確認作業をしてもらいました。
日本語の先生を始めて20年近いのですが、こんなのは初めて。
と、妻に話したら、妻は結構経験しているとかで、まだまだ知らないことは多いなーと思ったのでした。
予想の斜め上、とは毎度のことではあるのですが。