AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

名古屋市教育センターでの研修を終えて

2019年11月19日 | 日本語教育
8月に、日本語指導法についての研修内容で、講師をお引き受けしたのは3回目。

多くの先生が入れ替わってしまうと言う、仕方ないと言えば仕方ない状況の中で、お話をさせていただきました。

で、11月は、6月、8月の研修で学んだことをどう活かしたかの報告会。意見交換をして、これからの活動の参考にすると言うものでした。

短い時間で、先生方の熱心な議論を聞かせていただき、質疑応答に進んだのですが、

保護者さんとの関係づくり、

レベルも学年も違う子供が同じ時間に取り出されるのでどうすればい良いのか、

と言う質問がありました。

私の立場で言えることもあれば、実際は、学校現場で解決せざるを得ないものもあったりして、答えにくい質問もありました。

年々、質問の内容が、乗り越えにくい課題に集約していっている気がしてきています。


個人的には、私の話の中で、選んだ語彙が不適切ではないかと言うご指摘をいただいたのは勉強になりました。

大学の教授として不適切な発言ではないか、と言われたのですが

うーん、ざっくばらんに話した部分もあるしなあ、子供のことを言ったんじゃなくて授業準備のことを言ったんだけどなあ、と思ったりもしたけれども、時間も押していたし、その言葉を使ったのは事実だったので、今後気をつけます、とお答えしました。そう受け止める方がいると言うことも、意識して話さないといけないなあと言うのが、発見でもあり、学びでもありました。

「今日、パンを食べました」と言う例文に対して、「今日は、パンを食べました」が正しいと思うので、説明してくれ。と言うものは、若干戸惑いました。
話の本質はそこじゃないんだけどなあ、と思いつつ、国文法で言う係り助詞である以上、格助詞と同じわけがないので、その辺りから説明したのですが、それが分かっていないと言うのは、日本語指導の前の分析に不安がありました。なので、今日は、取り立ての「は」や対比の「は」の解説を少ししました。

一つでも新しいことを知って帰っていただければいいから。

今日は、私自身、どんな話題をどんな枕で話すのか、と言うことにもっと気を使うべきだと言うことが学べました。いい会でした。

でもなあ、枕がなあ、硬いとなあ、面白くないんだよなー。どうしよう。
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