AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

韓国の視線

2006年11月05日 | 研究
韓国の新聞をインターネットで見ることが時々あります。
中央日報や朝鮮日報などです。
関心を持って読むのは、日本に対する韓国の考え方が現れている部分、例えば、社説や各コラムなどです。

読んでいると、私たちがイメージしているのとは随分違う見方をしているなと感じることがある一方で、外から日本はこんな目で見られているのかと驚くこともあるわけです。そして、そういう見方をされている以上、日本が韓国や北朝鮮、中国を初めとしたアジア各国から歴史認識の問題に関して指摘されることが多いのも仕方がないかと感じるのです。

中央日報のコラムでは、日本は戦後の足かせとなっていた核武装という問題について、北朝鮮の核実験強行後、既に足かせではなくなったとしています。そして、日本が核を持つことに、アメリカは反対できないだろうし、最大貿易国である中国も反対しないのではないかと書かれています。

どうでしょう。政治家、問題になるのは内閣の一員が、核武装に関して議論はできるということを公言したり、憲法上制約がないと公言しています。法解釈上はそうなのかもしれませんが、政治家は言いたいことを言えばいいというものではなく、その発言がどのように影響を与えるかを考える必要があります。

ちょっと怖いのは、影響を与えるということを認識していて、世論をある方向に持って行きたくて発言していたらどうか、ということです。

インターネットを通じて、世界各国の新聞が見られます。
自分たちがどう見られているか、個人レベルでは日本人はかなり気にしていると思います。日本全体が、どのように見られているか、それが客観性のないことであっても、知っておくのはどうでしょうか。
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