AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

資料や抜き刷り、ありがとうございます

2005年05月19日 | 研究
学会発表をするといいことがたくさんある。
その中の一つは、発表を聞いてくださった方から送っていただく、ご研究やお手持ちの資料である。お礼状を書きながら、本当にありがたく思った。

それはそれとして、東京へ行ってみて思うのは、地方と中央との情報格差である。
インターネットの普及のおかげで、それほどの違いはないように思っていたが、やっぱり違う。
図書館の蔵書量は隔絶しているし、書店に並んでいる書籍も違う。「見て買う」という一見普通のことが、地方では実にやりにくい。地方で研究することのメリットって何だろうと最近よく思うようになった。もちろん、地域密着型の研究や医学、歯学、薬学のように患者さんがいるという状況であれば、その地方その地方に存在する意味は大きく、必要とされることもあるだろう。日本語教育なんかも、留学生がいればそこでやる意義というのはあるはずなんだけど、「日本語なんて誰にでも教えられる」と安直に思う人が多いのも、実は地方だ。「国際化」を「英語化」とはき違えていることを指摘したのはもう何年も前のことだったが、今も大して変わることがない。

そんなこんなで、学会発表を一つの契機として東京へ出かけて書店や図書館を巡る意義は大きい。まして、研究発表を聞いていただいた方とおつきあいが始まるのも嬉しいこと。
ありがとうございました。
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