応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)呉座勇一中央公論新社
以前、話題になった本。
将軍の後継者争いがメインじゃないんだよな、ということがよくわかった。
というか、参加した人たちが何となく対立している人たちと戦うために、東と西についただけってことで、なんで東なのか、なんで西なのか、そのあたりの意味がどんどん薄れていくのね。
山口県民的には、大内氏の力がそがれてしまったのが悔やまれる乱 . . . 本文を読む
信玄の戦略―組織、合戦、領国経営 (中公新書)柴辻 俊六中央公論新社
お風呂読書シリーズ
うーん。。。勝頼が悪いわけじゃないんだよなあと思いつつ読んだ。
いや、総括しにくいんだけど、組織作りは、「今」に対応しているんだよな、という事を改めて考えた。「将来」に備えた組織づくりって難しいよね、どんなにカリスマ的な指導力を発揮したとしてもさ。 . . . 本文を読む
徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)篠田 達明新潮社
お風呂読書シリーズ
大樹寺、近いから行ってみりゃいいんだけどさ、と思いつつ読んだ本。
将軍の位牌が身長に合わせて作ってあるというのが面白い。何というかな、記録に残され、絵画に残された家系なんだよね。遺骨の調査なんかもされていることもあって、なかなか読みごたえがあった。
愛教大で歴史学を教えていただいた西宮先生が調査にかかわっていらっし . . . 本文を読む
西洋人の見た十六~十八世紀の中国官僚矢沢 利彦東方書店
お風呂読書シリーズ。
これがまた面白い。
文字の国だけあって、美名を皇帝が与えるだけで褒賞にあるというのは実に興味深い。
監察制度も皇帝側がいろいろ手を打つけど無駄だったというのを見ていると、今の日本の官僚制度もまだまだ抜け穴だらけだなあと思ったり。
一方で、人は変わらない、ということを改めて認識させてくれる。
ぼくが古典を好きに . . . 本文を読む
宦官
2021年10月04日 | 本
宦官(かんがん)―側近政治の構造 (中公新書)三田村 泰助中央公論新社
お風呂読書シリーズ。
何度か、読んだんだけど、先日、誤って湯船に落としてしまって再起不能に。
少なくとも、両親の世代だと生存してたんだよなあと、なかなかに考えることが多い存在。 . . . 本文を読む
甲骨文字に歴史をよむ (ちくま新書)落合 淳思筑摩書房
今、お風呂に持ち込んで読んでいる本。
落合先生の甲骨文字を扱った書籍はとても面白くて、特に、実際に牛の肩甲骨をあぶってみた、とかいうのが好き。
「卜」(ボクッ)という音が出るかと思ったら「吉」(チッ)という音だったとかいうのがまた面白い。
研究室で牛の肩甲骨の厚みを削り整えて、へこみを作ってから、火であぶった鉄の棒を押し当てているとい . . . 本文を読む