追悼 長田弘 2015年05月13日 | エッセイ・コラム もう四十年いじょうもまえのこと。吉岡実と吉本隆明の詩群とたたかい、やがて疲れ、熱りがさめつつあるとき。長田弘の詩はとても軽ろやかで、新鮮だった。 ひらがなの多い詩で、平和で優しいという印象をもった。万人のためのポエム? かれの言葉はさいしょ、ひねくれた私の深部には届かなかった。もちろん私が未熟だったのだが、 詩の構成が骨太で、すこし哲学的なにおいがし、それが好ましく、また大学の . . . 本文を読む