小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

ソメイヨシノが満開になった

2019年04月03日 | 日記
近隣にあるソメイヨシノが満開になった。昔、というか江戸時代では、桜といえば吉野桜であった。吉野に咲く桜が日本の代表であり、本居宣長はそれを自己と同一視して、自分の墓に植えさせた。 さて、歌舞伎の「義経千本桜」には桜など一本もでてこない。舞台の書き割りに描かれているだけで、だからこの千本は卒塔婆千本であろうと、どこぞの本で読んだことがある。梶井基次郎は、桜の樹の下には死体が埋まっていると云っていた . . . 本文を読む