小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

木の芽吹き憂き人びとの心晴れ

2021年03月11日 | エッセイ・コラム
3月10日の今日、76年目となる東京大空襲の日。つまり、明日は10年目の3.11ということになる。風薫る季節が来ると、忌まわしい記憶が滲み出てくるようで、心は落ち着かない。 過去のことを考え、掘り起こすという作業は大切だけれど、吉兆かなんかの拍子で記憶を忘れることはできないものか。いやいや、実際に体験された方にとって、それができるなら祈りも願いもいらない。嗚呼、心をふさぐ二日間になるのかなあ・・ . . . 本文を読む