金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
聖ヨハネ協会で 憲法9条を 考える
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地域の「9条の会」の集まりがあったので、行ってきた。会場は 石引の「金沢聖ヨハネ協会」。旧国立病院のお向かいの大通りに面して、ひっそりと佇んでいました。
「9条の会」というのは 大江健三郎や小田実などが呼びかけて結成された「いろんな思想や立場を越えて、憲法9条を守るという1点で共同しよう」という運動で、全国津々浦々に その地域版の会がある。
この日は、講演に 東京からお医者さんが招かれていました。漫談調で聴かせる、なかなか面白い話でした。
僕自身も そういった活動の末席に名を連ねているんだけど、日頃、自戒というか自分自身、気を付けていることがあります。
それは、もともと、大江健三郎が意図していたのは、9条の会は「萃点(すいてん)」であるということ。いろいろな人の憲法への思い、九条を守ろうというさまざまな声や運動、それが集まって一つに重なる場所として、彼は「萃点」という言葉で表しました。
つまり、あんなヤツの顔なんてみたくない・・・ あんなやつと一緒の会合に出るなんてまっぴらごめん・・そういうひとたちとも、憲法9条を守ろうという1点で 手を握り合おうというのが「萃点」ということだったと思う。
しかし、往々にして・・・
憲法9条を守ろうというなら、原発にも反対のはず
憲法9条を守ろうというなら、安保にも反対のはず
憲法9条を守ろうというなら、TPPにも反対のはず
憲法9条を守ろうというなら、消費税引上げにも反対のはず。。。
という暗黙の前提があるような雰囲気になりがち。
もちろん、僕自身、原発も、安保も、TPPも 消費税増税にも反対だけど、それらに賛成の人であっても憲法9条は守らねばならんという立場の人もたくさんいると思うよ。そういう人たちとも語り合える言葉で話さないと、気がついたら いつもの「お仲間」しかいない… ということになってしまうかもしれない・・
そうならないように、気をつけないとね。
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