地下にあった大型喫茶？ ＠ 『ラテン小唄』 な 金沢片町の夜

　　
　僕が学生だった70年代末、大和デパートやうつのみや書店が片町にあったころの話です。片町のド真ん中に、深夜までやっている大型の地下喫茶があったよね。地下なんだけど２階建てだったような・・・

　なんで、そんな店のことをいまだに覚えているかというと、やっぱり『ラテン小唄』という一度聞いたら忘れられない店名の故ですよね。演歌のような　ラテン系のような・・ようわからん名前でした。夜遅くまでやっていたので、教養部の頃はよく通ってました。

　で、その店名の由来ですが・・。こりゃ店主に聴かない限り不明ですよね、そりゃ。でも最近ラジオを聞いていたら「もしかしたら・・・」と思い当るフシがありました。

　それはかつて東京は赤坂に「ニュー・ラテン・ク オーター」という高名なナイトクラブがあって、海外から超有名歌手を呼んで評判だったというよなことをラジオで聴いたわけです。店も、かの「ホテルニュージャパン」の地下にあったそうです。

　はたと膝を打ちましたね。この「クオーター」を文字って、そして洒落て「小唄」にしちゃったんじゃないかと思った次第。

　で、肝心の「ラテン・クオーター」ってどういう意味かと言うと、「Quartier latin」つまり「カルチエ・ラタン」の英語読みなわけです。

　片町の夜の繁華街にあった『ラテン小唄』って　金沢の「カルチエ・ラタン」を目指してたのかな？。まあ時代的には、さもありなんですが。
　
　冒頭写真は、「ヘレン メリル アット ニュー ラテン クオーター」です。「ラテン小唄」ではありません。






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