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ずいぶんと変わってしまったね @ 金沢 東山 『十月亭』


 東山の『十月亭』は4年前に夜の部で伺ったことがあります(これです)。今回は客人をお迎えし3人です。予約の際に、一人8000円(税別)の懐石と、入って右手にある個室をお願いしました。係の人からは、「個室料一人500円、サービス料15%かかる」旨の説明があり、「承知いたしました」とお答えしました。

  さて宴席の当日、店に伺うと、着物姿も麗しい係の女性から「カウンター席ではだめですか?」といきなり、まだ靴を脱ごうとしている最中に聞かれました。「ダメじゃないですが、個室をお願いしておきましたので、予約どうりにお願いします」とお答えしました。「かしこまりました」と案内された個室には、テーブルの上には、ちゃんと3人分の設えがしてありました。「なんだ、ちゃんと用意されているじゃないですが」と内心ほっとしました。

  これって、僕らの後の開始時間で、より単価の高いグループの予約が入ったために、僕らをカウンターに異動させれば、高単価組を個室に案内し、定率制のサービス料含め高収益を確保できるということだかなと邪推?しました。まあ実際はそんなことはないだろうけど、そういうことを客に推測させる時点で、「おもてなしの心」ゼロですねえ。まあ店の「商売」としてはあり得ることと思いますが・・。そして何より、入店したばかりの客に「だめですか~?」とため口をたたく接客態度に「喝っ!!」です。(笑)

  肝心の料理は、確かに繊細な料理たちですが、途中、唐突に「グラタン」がでてきたり、八寸に「ドジョウのかば焼き」が鎮座していたり、「この後はお食事になります」と言って出てきたのは「あん肝と白子の鳥鍋」だったり、まあ好き嫌いの分かれる料理でしたね。正統な日本料理というより、よく言えば「創作料理」より有り体にに言えば「居酒屋料理」っぽかったですね。「あん肝」食べたけりゃ いつもの赤提灯に行きます。それに3人合わせて160歳を超えるものとしては、品数が多すぎです。品数を絞って、その分「質」というものを上げていただければ、中高年の満足度は上がります。

  ちなみに、4年前の予約時には「地元の方ですか?。県外からお越しですか」と聞かれましたが、今回の予約時にはそういう質問はありませんでした。あっ、でも前回は10000円のコースだったから、その違いかもしれません。

 この日の会計は、(料理8000円+個室料500円+サービス料15%)×3人+日本酒1合×5本+消費税=38400円でした。一人当たり約13000円ですね。この金額払う割には 満足度は低いです。

 そろそろ東山・主計町界隈の店は 卒業しようと思います。「建物や周辺の雰囲気で客が来てくれる店」ではなく、住宅街の普通の建物であっても「料理そのもので客が呼べる店」の方が、いいかなと思った夜でした。




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