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鯛の中の鯛 @ 野々市本町 『大衆割烹 げん乃』


 野々市本町の『げん乃』さんに 2ケ月ぶりに伺いました。(前回は こちら )です。夜の部は今回初めてですね。

 もともとお父様がここで鮮魚店を営まれていただけあって、刺身は新鮮プリプリです。つくづく「魚ってこんなにおいしいものだったんだ」と実感します。この日は 「とびうお」が短冊メニューにたくさん載ってましたので、「〆さば」ならぬ「〆とびうお」も頂きました。いい塩梅の〆め加減です。付け合わせの胡瓜の「飾り包丁」の細工も見事です。

 メニューに「おすすめ! 鯛の酒蒸し(1000円)」とあるので、迷わず注文。いやあ~ おいしかったああ。というかこんなの食べたのは初めてです。まさに鯛のうま味が炸裂です。そして汁がまた おいしい。皿ごと飲み干してしまいましたあ。

 「『あら煮』は醤油でごまかせるけど、酒蒸しは鯛の味がそのまま出るからね」と大将。なるほど納得です。「鯛の中にはもう一つ小さな鯛がおるよ」とのこと。確か、昔々漫画の『美味しんぼ』で読んだことがあります。大将のご指南どうりに身をほぐしてゆくと 出てきましたああ。確かに鯛の形してますね。

 〆にお願いした「鰯のつみれ汁」もまたおいしかったああ。この日は 刺し盛、鯛の酒蒸し、〆トビウオ、イカ焼き、つみれ汁✕2、瓶ビール✕1、酒2合✕3、 で8300円でした。店の雰囲気は「居酒屋」で、味は間違いなく「割烹」ですね。この味でこの値段、良心的です。

 この日は、僕らの他には客はいませんでしたので、カウンターを挟んでいろんなお話を伺うことができました。そんなゆる~い感じの雰囲気もまたいいですねえ。でも料理を注文をすると、ご夫妻の俊敏な連携プレーが瞬時に始まります。お見事です。御年72歳という大将 奥様ともどもいつまでもお元気で営業つづけてほしいです。

 ⇩ 店内はこんな感じです
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