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「国民を守るために自衛隊に活動してもらう」 ~ 共産党の本気度



 参議院選挙の開票日まであと5日(投票は6月23日からすでに始まっています)です。20年位前までは、家のポストに各党のチラシが山のようにポスティングされてたように思いますが、最近は選挙活動もネット化したようで、地道に愚直にチラシを各世帯に配るのは、今はもう共産党くらいですねえ。

 で、共産党が今配っているチラシです。「国民の命を守るために自衛隊に活動してもらいます」「憲法を守ることと、国民の命を守ることの両方を真剣に追求します」とあります。

 これ、6月26日のNHKテレビ討論会で、共産党の政策責任者の「暴言」を正すための訴えと思いますが、ずいぶんと踏み込んだ方針と思います。「踏み込んだ」のですが、実は、より「国民の多数の意識に近づいた」ということだと思います。国民連合政権をつくるんだという共産党の本気度が伝わってきます。

 「自衛隊は憲法違反だけど、国民の圧倒的多数が自衛隊がなくても大丈夫という合意ができるまで、なくすことはできません」というのが共産党の基本的立場です。最近、共産党の各幹部は「その合意ができるまで、相当な時間がかかる」と演説し始めていますね。僕に言わせれば、100年~200年はかかると思います。

 だって国民の圧倒的多数が「自国の軍隊をなくす」ということに賛成ということでしょ。当然それだけの年月はかかります。これ、事実上の自衛隊の「容認」ですね。(旧社会党のように 稚拙に「自衛隊合憲」なんていわないところが、さすがです)この方針、大歓迎です。より現実的になった、というより、より国民多数の思いに近づいた共産党、今回の選挙でも大躍進してほしいです。

(冒頭の動画は YOU TUBEから 無断拝借しました)
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