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安保法案の 「その後」


 9月5日に、安倍首相の本籍地、山口県大津郡油谷町(現:長門市油谷)で、小林節慶応大学名誉教授の講演会が開催され、なんと600人が集まったそうです。小林節(せつ)さんの小林節(ぶし)が炸裂!!しまくりだったようですね。

 その安保法案(僕らは戦争法案と言ってますが)は、いよいよ16日に参議院で採決するらしいです。参院議員のうち半数は、来夏に改選の議員だから、「今ここで法案に賛成したら、来年の選挙では落選確実」と心底思わせれば、採決に持ち込まれたとしても、勝算はある。もちろん採決すらできないような状況にするのが一番ですけどね。そのためには、国会周辺だけでなく、全国各地で列島騒然とした状況をさらに進めることが必要です。僕も、微力ながらほぼ毎日アクションを起こしてます。残り時間は少ないけど、廃案にするチャンスは まだまだ充分残っています。

 が、同時に「権力はなんでもあり」なもので、「わが亡き後に洪水は来たれ」で、強行採決で「とにかく法案成立させた!」ということも十分予想される。国会を取り囲む10万の人々が、議事堂に突入するわけでもないしね。

 そうすると問題は「安保法案の その後」です。法案は成立しても、衆参の承認がないと自衛隊は出せないわけで、来夏の参院選で自公を半数以下にすればいいのです。そのためには、昨年暮れの総選挙で沖縄の小選挙区でやったような、大胆な戦術転換が参院選でも必要です。

 沖縄は「新基地をつくらせない」が「錦の御旗」だったわけですが、来夏の参院選は「日本が現実に戦争をしにゆくかどうか」が問われるわけで、これ以上の「御旗」はないでしょう。「日本が戦争をしに行くのを許すか阻止するか」の瀬戸際に、各野党が政策の違い云々をしてる場合ではないです。かつて、共産党の毛沢東と国民党の蒋介石ですら、日本の侵略に抗するため、「国共合作」で手を結んだわけですから。
 
 参院選挙は政権交代を争う選挙ではないので、政権構想の枠組みの議論は、参院選で切り開かれた新しい情勢の下で、その時、考えればいいんです。

 
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