秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描

2010年06月15日 | Weblog
新緑が雨に打たれて益々濃くなり、風はむせ返る木々の匂いを渡らせて
初夏も過ぎ行き、入梅した。
しばらくはぐずついた空模様と雨が天空を覆うが、木々や花々、山里には
恵みの気候となる。


ある山ガイドのブログがある、パンドラの箱を開けたと得意げである
長年のあいだ、数少ない人々によって見守られて大事にされてきた植物が
この心無い山ガイドによって、一瞬のうちにネット社会に引っ張り出されて
晒し者にされた。
おまけに、同行した花ずき二人は後先考えずに、自分たちの掲示板、果ては
ネット仲間の掲示板にも誇らしげに写真入で宣伝して、来年は見に行きましょうと
得意げに話している。

すべては繰り返される山の破壊、花の破壊である
数年前の事柄が蘇ってきた、ある山の樹の花が登山道に数本あるのだが
長年に亘って多くの登山者はその時期にはこの花に元気を貰って縦走に
まい進していた、みんなその数本で満足していたのだが。

突然事情が変わったのだ、ある日徳島新聞のO記者が(山男で、自然を大切にすると
尊敬されて人)新聞に群落を報道してしまってからは、現在の状態はみなさんの
知るところである。
いまでは、急斜面を駆け下りて写真を撮る人達が絶えず、枝を折る、根元を踏みつける
など、鹿害よりも人害による立ち枯れが心配されている。

すべては繰り返される、ネット社会に引っ張り出されて、山は荒れ、破壊され
木々や花は駆逐される。

絶滅に追い込むのは?数を減らす原因は? このような輩である。
















コメント
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